シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

シーシャ・水タバコについてのブログ。フレーバーのレビュー 500種類以上、ボウルのレビュー、ボウルごとの作り方や炭の調節、テクニックなど。

Vortex Hookah Bowl レビュー

作り方はこちら
火の調節はこちら

(見た目の特徴)
中央に煙突状の構造があり、その横に穴が開いている。Alien Phunnelと比べると全体に厚手で、Phunnel Smallと同じぐらいの厚さ。
一応、新旧 2つのバージョンがあり、新バージョンの方がやや丸みのある形をしている。画像は旧バージョンである。使用感に大きな違いは無い。
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(大きさ)
内径:65mm  縁から最深部までの深さ:20mm

(必要なフレーバーの量)
10.5~11.5グラム
使うフレーバーの量を少なめにすると、焦げにくく火の調節が楽になる。ただし、煙と香りも少し薄めになる。多めにすると、煙と香りは濃くなるが、そのぶん安定感が失われる。
個人的には11.0グラムが、煙と香りの濃さと安定感を両立できる量だと感じた。また、底の方で燃え残るフレーバーも無く、ロスが少ない。11.0グラムを目安に、好みで調節してみてほしい。

(必要な炭の量)
Coco Nara 2ピースと補助の炭 2ピース。それと風防
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(長所)
① 蒸らした感じのテイストがシッカリと出る
Phunnel SmallやAlien Phunnelと同じように、蒸らした感じのテイストが良く出る。

② 必要なフレーバーの量が少ない。
10.5~11.5グラムで作ることが出来るので、50グラムのパッケージで余裕を持って4回作ることが出来る。ランニングコストが良い。
その割に、ピーク時の香りの濃さや煙の量と質はPhunnel Smallと同程度なので、なかなか優秀。ただし、トータルの持ち時間は使うフレーバーの量に依存するため、やはり相応に短くなる。

③ 温度管理が比較的容易。
使うフレーバーの量にもよるが、Phunnel Smallと同程度か、それより少ない調節で安定させることができる。Alien Phunnelと比べると、かなり安定している。ただし、煙が本調子になるまでに少し時間がかかるなどの欠点もある。

④ 作るのが少し楽。
Phunnel Smallのように、中央の煙突部分の上にアルミホイルの棒を渡し置く必要が無い。また、内部が深めなので、詰める際に神経質になる必要も無い。

(短所)
① やや炭の雑味が目立つ。
もっとも、シリコンボウルとKaloud Lotusで作ったときと比べた場合である。Phunnel SmallやAlien Phunnelと同程度なので、陶器のボウルとアルミホイルの組み合わせで作る上で、許容範囲内というか仕方ないレベル。

② Fumariなどのシロップの多いフレーバーを吸うのに、やや不向き。
シロップの多いフレーバーは葉っぱ同士がくっつきやすく、フンワリ詰めるのが難しいため、このボウルだと少し作りづらい。良くほぐすだけにして、カットはしなおさずに詰めるのが良いだろう。
誤差の範囲内ではあるが、中央の煙突部分の横穴からシロップが垂れ込む問題もある。

③ 煙が本調子になるまでの時間が少し長い。
気にするほどのことでは無いが、Phunnel Smallと比べると必要な放置時間が2分ほど長く、途中でゆっくりと吸う作業も求められる。

④ やや洗いにくい。
内側にブラシの届かない部分があり、洗ったあとの水はけも悪い。
もっとも、ボウルについたニオイは吸う際には問題にならないので、あまり気にしなくて良い。

(使用感)
シロップの多いフレーバーを吸うのに少し不向きなのは残念だが、それ以外は扱いやすく優秀。
使うフレーバーの量を調節すれば安定感も良いので、始めたてで練習中の人などに扱いやすくて良いと思う。Alien Phunnelなどより火の調節が格段に楽で、Apple on Topなどの特殊なボウルのような分かりにくさも無い。
慣れてきて他のボウルを試すと出番が減る気もするが、使うフレーバーの量によって安定感や煙の濃さが変わる点などが非常に体感しやすく、コツを掴むのや練習に非常に良いと思った

ちなみに、パイレックス製のVortex Hookah Bowlもあるが、そちらはオススメできない。
比熱の関係か、底の方でフレーバーが燃え残りやすく、煙が本調子になるまでの時間もさらに長い。また、必要なフレーバーの量も多い。
透明なので中で燃える様子が見えるかと思ったが、結局アルミホイルを被せて使うことになるため、中の様子を見ることは難しい。アルミ製のスクリーンを使えば中の様子を見ることができるが、実験や観察以上の価値はない。Kaloud Lotusとあわせて使ったこともあるが、煙が本調子になるまでの時間がかなり長く、それもイマイチだった。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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