2024/04/18
Kaloud Samsaris Bowlをメインで使うようになり、Kaloud Lotusを使うようになった。また、炭のレビューをした際に、雑味についての細かい観察も行った。これらの経験から、炭の雑味について思うことが幾つか出てきた。
今さら感のある事ばかりではあるが、この記事ではそれについて書いてみようと思う。
結論から書くと、炭の雑味は赤々と燃えている面ではなく、不完全燃焼をおこして黒くなった面から生じている。
アルミホイルで作ると、どうしても炭の底面の直下に穴が来てしまうので、そこから出る雑味を吸い込むことになる。
一応、ストレートであれば、穴をアルミホイルの中央付近に集中させることで、雑味のある空気を吸い込む量を多少減らすことができる。しかし、Phunnel系では、アルミホイルの穴を端の方に開ける必要があり、端の方に炭を置く必要もあるため、どうしても雑味のある空気を吸い込むことになる。
一方で、Kaloud Lotusは底面の端の方にしか穴が無いため、炭の底面が黒くなっても、雑味のある空気を直接吸い込む量が少ない。Kaloud Lotusだと炭の雑味が目立ちにくいのは、これによるものと思っている。
炭の位置を変えたりする際に雑味が目立つことがあるのも、黒くなった面のせいである。
ただ、炭の位置を変える際、炭の燃え残り方によっては炭を横に倒して置きなおす必要があり、それまでアルミホイルに触れていた黒い面が露出することになる。その場合は、黒くなっている面がなるべく穴から遠い位置にくるように、ボウルの縁からはみ出るように置きなおすのが良い。また、炭の位置を変えてすぐに吸わず、黒い面に自然に火が回るのを待つのも良い。
ちなみに、ココナッツの炭は色々な会社から出ているが、吸う際の雑味自体は一部を除いてどれも大きな違いは無い。
着火する際に出るニオイには会社ごとに結構な違いがあるが、きちんと着火してから使えば、吸う際の雑味には影響しない。きちんと着火したか否かについては、全ての面が1度以上真っ赤になったかどうかを目安にすると良い。ただし、あまり長々と炭を火にかけておくと、炭が小さくなってしまって十分な火力の得られる時間が短くなってしまう。