2024/03/26
(見た目の特徴)
中央の突起部分が縁よりも0.5mmほど高い。
以前のVortexよりも5mmほど浅く、中央の突起部分の直径も大きい。そのため、内部が比較的狭め。
また、突起部分の横穴も以前のVortexより大きく、4mmほど高い位置についている。
(大きさ)
内径:約60mm
縁から最深部までの深さ:約17mm
中央の突起部分の直径:約20mm
(必要なフレーバーの量)
12.0~13.0グラム
(必要な炭の量)
炭の数は、Coco Nara 2ピースと補助の炭 2ピース。それとKaloud Lotus。
(長所)
① 香りがクリアに出る。
炭の雑味が少なく、蒸らした感じのテイストが良く出る。このボウルの唯一の長所。
(短所)
① Kaloud Lotusの収まりが非常に悪い。
中央の突起部分が縁よりも1mmほど高いため、そこにKaloud Lotusが乗り上げてしまい、下の画像のようにボウルの縁とKaloud Lotusの縁が咬み合わない。
そのせいでKaloud Lotusがボウルの上でグラつくわ、ボウルとKaloud Lotusとの隙間から余計な空気が入ってきて煙と香りが薄まるわで、かなりタチが悪い。
② 脇から余計な空気が入ってきて煙と香りが薄い。
上記のように、Kaloud Lotusの収まりが悪いため、ボウルの縁とKaloud Lotusとの間に隙間がかなり空く。そこから入ってくる余計な空気のせいで、煙と香りが薄い。
フレーバーを12.5グラムほど使って詰め方を工夫すれば多少カバーできるが、それでもSilikon Hookah BowlとKaloud Lotusの組み合わせで作った時の80~90%程度の煙と香りの濃さしか出ない。必要な火力を維持できる時間が短いため、持ちも悪い。
ただし、これは自分がハズレを引いただけで、個体差があるかもしれない。
③ 必要な火力を長時間維持することができない。
炭が大きい序盤でも、Kaloud Lotusの上蓋のファンを完全に閉じた状態にしておく必要があるため、炭が少しでも小さくなるとすぐに火力不足になる。非常に厄介。
④ 本体と接続する部分の径が大きすぎる。
ボウルと本体とをシッカリ接続するには、厚手のパッキンを2個重ねて使う必要がある。
薄手のパッキンなどでは密閉することができず、隙間から余計な空気が入ってきて吸えない。ボウル自体もグラついて危ない。
⑤ フレーバーをひっくり返す作業がしにくい。
内部が狭いため、Silikon Hookah Bowlと比べると、Kaloud Lotusをどけて中のフレーバーをひっくり返す作業がかなりしにくい。
⑥ Kaloud Lotusの裏が汚れやすい。
作り方の記事にも書いたが、フレーバーをすり切りまで詰める必要があるため、Kaloud Lotusの裏に焦げたフレーバーがくっつく。中のフレーバーをひっくり返す作業や後片付けが面倒くさい。
(使用感)
全く使い物にならないわけではないが、かなり使い勝手が悪い。明らかに長所より短所の方が目立つ。
上でも書いたが、中央の突起部分が縁より高いのがとにかく厄介。また、本体と接続する部分の径が大きすぎて厚手のパッキンが2個必要なのも面倒。そこかしこが隙間だらけで、何かとグラつく。
炭の雑味などは少なく香りはそれなりにクリアに出るが、脇から入ってくる余計な空気が多いため、全体的に香りと煙が薄い。すぐに火力不足に陥るのも良くない。
Kaloud Lotusがピッタリはまる大きさにリニューアルという触れ込みだったが、正直言ってかなり微妙。Silikon Hookah BowlやPhunnel Hookah Bowl RegularをKaloud Lotusと組み合わせて使った場合などと比べると、明らかに見劣りする。
フレーバーの量と詰め方で多少カバーできるが、どう頑張ってもSilikon Hookah Bowlの90%程度の煙と香りしか出せなかった。アルミホイルで作れば前のVortexと同じ使用感なので悪くないが、それではリニューアルの意味が無い。
Kaloud Lotusと使うのであれば、まずはSilikon Hookah BowlかStarBuzz Phunnel Silicone Bowlをオススメする。陶器製のボウルでKaloud Lotusを使いたいのであれば、Phunnel Hookah Bowl Regularをオススメする。
個人的には買う価値の無いボウルだと思う。