シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

シーシャ・水タバコについてのブログ。フレーバーのレビュー 500種類以上、ボウルのレビュー、ボウルごとの作り方や炭の調節、テクニックなど。

Alchemist Blend Formulaのザックリした特徴について

現在、Alchemist Blend(以下 AB)をレビューしている。
ABにはFormulaとStoutの2種類のラインがあるが、とりあえずFormulaの中からArpine Mint、Citrus Mint、Majestic Melon、Peppermint Mochaの4種類を試した。
一応、煙の質や重さなどのザックリした特徴は掴めたと思うので、それについて書く。
Stout Lineについては、後日また別記事で書こうと思う。

公式HPに書いてある特徴やFormulaとStoutの違いや、包装についてはリンク先の記事を参照してほしい。

(シロップの量と性質)
粘り気が少なくサラサラしたシロップ。Fumariよりサラッとしている
シロップの量はそれなりで、大体はAFやSBより多くFumariより少ない。ややフレーバーによってシロップの量にバラつきがある。
シロップとフレーバーの色は茶褐色だったり透明だったり、フレーバーによって異なる。

(フレーバーのカット)
カットは割と細かい。Fumariと同じぐらいか、それより少し細かい程度
AFの250gパッケージのように大きな茎が入っていることは無く、HAZEのように大きな葉がカットされずに丸まって入っていることも無い。

左から、Alchemist・AFの250gパッケージ・HAZEの順。
al
左から、SB Vintage・Fumari・AFの50gパッケージの順。
IMG_1085
ただ、同じABでもフレーバーによってタバコの葉の大きさに結構なバラつきがあった
Citrus Mintだけ他よりも一回り大きなカットで、他の3種類は上の画像のような細かめのカットだった。
このあたりがロットごとのブレなのか、意図的なものなのかは不明。

(煙の質や量)
煙の質は結構きめ細かくスムーズ。煙の量にもボリュームがある
ややFumariと似た感じだが、それよりもモッタリした感じが少なく、キレが良い。煙は出るが香りのノリが悪い状態にも陥りにくい。
吸いごたえのボディに関してはAFに劣るが、このあたりはノドに障る感じと紙一重なので好みの問題だと思う。
扱いやすさなども含め、かなり優秀な煙

(ベースの香り)
ベースの香りは薄めで、ほとんど香りの無い微かな甘さのみ。意識して吸わないと感じられないと思う。このあたりはAFと似ている。
公式HPには「バーボンの樽で漬け込んでいるため、独特のナチュラルな風味が~」みたいな事が書いてあるが、正直かなり分かりにくい。
Alpine MintとPeppermint Mochaを吸い比べたところ、香りが少し薄れだしたあたりから、アンティーク家具を甘くしたような香りが共通して感じられるようになったので、このあたりがベースの香りなのだろうと思う。とはいえ、かなり意識して吸わないと分からないのではないかと思う
Fumariのような何だか分からないがサッパリしたフルーツのようなベースの香り、SBのようなケミカルな甘さのベースの香りでは無い。
いずれにせよ、フレーバーの香りに上手く隠れるベースの香りなので、悪目立ちするようなことは無い。

(フレーバーの傾向)
ロゴやメーカー名はいかついが、意外と馴染みが良い。
ベースの香りがほとんど無いせいか、SBあたりと比べると悪目立ちするケミカルさが少ない。Fumariと比べても香りのワザとらしさが少なく、AF程では無いものの吸っていて馴染みが良い
また、全体にMint系とGum系のフレーバーが多い。多めに数えるとだが、おそらくは全20種類のうち9種類ほどがMint系かGum系のMixにあたる。
今のところMint系のMixでは、Citrus Mint、Alpine Mint、Peppermint Mochaを試したが、いずれも他社のMint系のMixと比べると清涼感が強い。ナハラMizoのMintと同じか、それよりわずかに弱い程度で、かなりシャープでガツンとくる。個人的には結構嬉しい。
もっとも、まだ4種類しか試していないので、残りのフレーバーがどうか分かったら、このあたりは書き換える可能性がある。

(タバコ的な重さ)
Formula Lineに関しては、結構軽い。
SBより少し軽く、Fumariより少し重い程度。おおよそAFの1/2~2/3ぐらいの重さだと思う。

(使うボウル)
面倒が少ないのはシリコンボウルとKaloud Lotusの組み合わせだが、Phunnel系とアルミホイルと風防の組み合わせでも問題無く吸える。煙の質はやや粗くなるが、ストレートでも問題無く香りが出る。ボウルを選ばない印象で、火の調節もあまり気を使わなくて良い。
なお、必要なフレーバーの量は、Silikon Bowl Standardであれば約13.0グラム、Phunnel Smallであれば約12.0グラム。

(火の調節)
シリコンボウルとKaloud Lotusの組み合わせであれば、かなり適当にしていても香りと煙は問題無く出る。焦げたりすることも少ない。詳しくはシリコンボウルの火の調節の記事を参照。
Phunnel系とアルミホイルで作る場合の火の調節は、こちらの記事を参照。
Fumariはシロップを入れ過ぎると煙は出るが香りのノリが悪い状態に陥りやすいため、火の調節などに工夫が必要だが、そういったことは無い。これについては、Fumariの作り方についての記事を参照。
カットし直さなくても問題無く香りと煙が出るので、このへんは好みで適当にやれば良いと思う。自分はKaloud Lotusの裏にフレーバーが張り付くのが嫌いなので、カットし直している。

(個人的な感想)
上記のように、ケミカルさが目立たない馴染みの良い香り、きめ細かくボリュームのある煙、火の調節が容易で扱いやすい点など、ロゴやメーカー名のいかつさの割に結構な優等生
AFと比べると煙自体の吸いごたえにはボディが無いが、そのあたりをミントの清涼感の強さなどでカバーしようとしている感じなど、工夫も感じられる。
悔やまれる点と言えば、350gのパッケージしか無いので手を出しにくいところだろうか。
欲を言えば、公式HPでウリにしているバーボンの樽に漬け込んでいることによる特徴などが分かりにくいのも、少し残念とと言えば残念。とはいえ、このへんの香りが強く出過ぎると、ややクセがある仕上がりになりそうだとも思う。
ロゴやメーカー名の割には、お行儀よくまとまっているので、恐れずに試してみて欲しい。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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