シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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Ugly / Grape(実物の巨峰を思わせる香りだが、火の調節などの煙まわりに少し難がある)

time 2017/05/18

Ugly / Grape(実物の巨峰を思わせる香りだが、火の調節などの煙まわりに少し難がある)

香りについて

ふっくらと広がるマッタリした甘さのBlack Grape系の香り。
煙を吐き終えたあとの余韻に、ごく微かにAFのGrapeに見られる酸味のようなテイストを感じるが、9割がたBlack Grape系の香り。
AB StraightのGrape MintやSBBのJack the RipperもBlack Grape系の香りがメインだったが、それらより全体にマッタリした甘さが強い。
濃縮還元のブドウジュースやmeijiの果汁グミのような香りだったTangier’sのRed Grapeあたりと比べれば、かなり実物の巨峰を思わせる香り。
ただ、火の調節がタイトで面倒くさい。また、ピークの持ち時間は長いものの、終盤にさしかかるあたりで酸味が出てきて、急にストンと終わる。
他社のBlack Grape系と同様に火の調節まわりに難があるのが残念だが、香り自体の出来は非常に良い。

煙について

煙の量はUglyの平均。煙の質はUglyの平均か、それにわずかに劣る。
タバコ的な重さはUglyの平均で軽め。おおよそSBと同じぐらい、AFの1/2~2/3ぐらいの重さ。Fumariよりは少し重い。
香りの持ちはトータルで見るとUglyの平均より少し短いが、ピークの持ち時間は長め。ただし、時間による香りの変化が大きく、一定のところを過ぎたあたりで酸味が出てきて急にストンと終わる。
安定感はUglyの平均に劣る。甘さが強いため火が強いと煙の質の粗さが目立ち、火が弱いと香りの出が弱い。また、一度焦がすと少しリカバリしづらい。
香りと煙の出を両立するためには、他のUglyより少しマメな調節が必要。慣れるまでは中盤まで他のUglyより弱めの火加減で維持する方が無難。
香り自体の出来やピークの持ち時間は良いが、やや火の調節や香りの変化に難がある。

(総評)76点

香り自体はBlack Grape系として非常に良く出来ており、かなり楽しめた。
ただ、慣れで解決する問題ではあるものの、上記のように火の調節や香りの変化など煙まわりに難があるので、点数は少し低めにつけた。
もともとBlack Grape系は火の調節がタイトで煙の質と香りの出の両立が難しいものが多く、どれも一長一短と言った感じだが、これも同様。
ちゃんと調節できたときの香りのみで評価すれば、もっと高得点がつくだろう。
ちなみに、ここ最近のBlack Grape系だとSBBのJack the Ripperが良く出来ていた。マッタリした甘さの強いBlack Grape系であればこれを、少しサッパリめであればJack the Ripperを選ぶと良いだろう。ちなみに、Jack the Ripperの方がずっと安定感があり火の調節は楽。
香り自体の出来は良い。腕に覚えがあるなら。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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