シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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Tangiers / Pomelo(スウィーティーのような他社に無いCitrus系の香り)

time 2017/09/28

Tangiers / Pomelo(スウィーティーのような他社に無いCitrus系の香り)

香りについて

ポメローはザボンあるいは文旦のことで、黄色いグレープフルーツの渋味を弱くして少し甘くしたような、大きくて皮の厚い柑橘類。
フレーバーとしての香りは、Orange系やLemon系やLime系などの良くあるCitrus系のどれとも違うが、確かにCitrus系だと分かる香り。
既存の香りで強いて近いものを表現するなら、Grapefruit系に一摘みだけLemon系を混ぜたような香りと言ったところ。
ただ、多くのGrapefruit系はピンク色のグレープフルーツを思わせる酸味とビターさのシッカリした香りであり、それらと比べると酸味やビターさがずっと控えめで、ほのかな酸味と爽やかな甘さといった感じの全体に軽やかな仕上がり。
そのため、スウィーティーやスッキリした甘さの黄色いグレープフルーツ、あるいは柚子と和ミカンの中間やや柚子寄りのような香りに感じる。
ちなみに、TangiersのYunnan Shaddokもザボンや文旦のことだったが、あれはライトなOrange系にGrapefruit系の酸味とビターさを少々といった感じの香りだったので、やはりこれとは異なる香り。
良くあるCitrus系のどれとも違うが確かにそれと分かる、他社には珍しい香り。

煙について

煙の量と質はTangiersの平均。
Citrus系の香りではあるが酸味が控えめであるため、Citrus系に特有のハードなノドへの当たりは無く、Citrus系としては非常にスムーズ。
タバコ的な重さはTangiers Noirの平均で重い。軽やかさのある香りなので実際以上に重く感じたりはしないが、やはりTangiersなので重い。
香りの持ちはTangiersの平均。スッキリした軽やかな香りだが、そのせいで持ちが悪いことは無い。香りの変化も少なく、変な崩れ方などはせず最後まで一定する。
安定感はTangiersの平均か、それより少し良い。あまり火加減が強いと崩れるが、Citrus系としては割と高温に耐える印象で、酸味が強く出過ぎたりしにくい。
Citrus系としては非常にスムーズで、扱いやすさにも優れる。なかなか良い煙。

(総評)91点

2017年9月の初旬に発売されたフレーバー。
良くあるCitrus系のどれとも違うが確かに柑橘類だと分かる珍しいCitrus系の香りで、良く出来ていると思う。非常に楽しめた。
ちなみに、ザボンと文旦、PomeloとShaddock、いずれも明確な定義は無いらしく、日本語圏でも英語圏でも何を指すかはゴッチャになっている様子。
確かにザボンや文旦でも納得だが、それより少しスッキリした甘さが強いため、個人的にはやはりスウィーティーの香りと言うのが一番しっくりくると思った。
TangiersのMimeNu HookahのGrapefruit MintTangiersのNew-Lemon Limeに薄める目的でMint系をMixして吸うのを好むような人に良いような気がする。
他社には珍しい仕上がりで、ライトで爽やかな香りのCitrus系を探しているのであれば、試す価値は非常に大きい。オススメ。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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