2024/04/18
SB Serpentから発売されているフレーバー13種類のレビューを全て掲載した。
本当は全18種類でこの他に、Bohemian、Kobra Khan、Sincity、Megawatt、Teabetの5種類があるのだが、流通していないようで手に入らない(2018年1月13日現在)。
これらは手に入ったらレビューするとして、とりあえず試した13種類の中から個人的に良かったと思うものをまとめようと思う。
ざっと書いたものを読み返してみると、どうやら82点あたりに大きな分水嶺があるようなので、それらをまとめた。「オススメのSB Serpent」というタグも割り振ったので、よかったら参考にしてほしい。
82点以上
・ Sting Mint(91点)
キリッとした強い清涼感で、甘さも控えめ。スモーキーなダークリーフの香りもシッカリ感じられる。
個人的に、これや、TangiersのCane Mint、AB KFCのMoonShine MintあたりがMint系のお気に入り。
Mint系が好きであるため、やや不当に高く点数をつけてしまった気もするが、美味しかった。
・ Kings Tea(84点)
LavooのRussian Teaと比べると、少し甘めのEarl Grey系。
TFDのEarl Greyも少し甘めだったが、あちらはグリセリンっぽい甘さだったので、こちらの方が紅茶系の香りが入っていることによるフレーバー自体の甘さという感じで好印象。
ベルガモットより紅茶系の香りが強いEarl Grey系を探しているのであれば、試す価値はある。
・ After Burner(82点)
個人的にはSB Serpentの中で、これが一番の掘り出し物だと思っている。
Cream系かVanilla系の香りが少し入っているのが特徴で、これによりトロンとしたココナッツミルクのような香りになっている。
他社のCoconut系に見られる微妙なキレのようなテイストが無く、フラットにマッタリと甘いのが良い。Coconut系が好きであれば、試す価値は非常に大きい。
・ Crow(82点)
ピリッとしたスパイシーさのあるキレの良いレモンミント。
Cardamon系やペッパーのような少しキリッとしたSpice系の香りが入っているのが特徴で、非常に良いアクセントになっている。
アクセントはあるがクセは無く、他社のレモンミントには無いキリッとした感じがある。店での評判も良かった。
・ Gee Spot(82点)
おそらくCaramel系とCinnamon系のMix。あるいは甘めのChai系。
FumariのSpiced Chaiに、少しCoffee系のようなビターさを加えたような香りで、これにより奥行きや厚みが出ている。
スタバで売ってるキャラメルチャイとかキャラメルラテみたいな商品名でも伝わりそうな香り。好きは人は多そう。
81点以下だが個人的に面白かったもの
・ New Amsterdam(78点)
Banana系とCherry系=3:2か2:1ぐらいのMix。
Banana系の香りの出来が妙に良く、ケミカルなアメリカの会社っぽいCherry系の香りも非常に良いアクセントになっている。
ただ、個人的には絶妙なMixだと思ったものの、店での評判は散々だったので、あまりオススメしない。
・ Shishi(50点)
おそらく、Chocolate系とRose系の香り=3:2ぐらいのMix。
他社には無い珍しいMixのチョイスで、言われてみれば確かに形になっている。
個人的にRose系が非常に苦手なので点数は低いが、店での評判は割と良かった。Rose系が好きなら試してみても良いだろう。
まとめ
SB Serpentはダークリーフの香りを前面に押し出した作りのフレーバーが多いと思う。
Fire Kettle Curedという葉の乾燥方法によるキリッとしたスモーキーなベースの香りが特徴的で、他のダークリーフを使ったフレーバーと違っていて面白い。
ダークリーフの香り自体は強いが、TangiersやFS Castroのような土っぽさや泥臭さが控えめでキリッとしているため、そこまでクセは強くないと思う。
ただ、KathmanduやRogueやSkullのような単体に近いフレーバーに関しては、ダークリーフの香りが強すぎてフレーバー自体の香りが少し分かりにくいと感じた。根拠は無いが、Fire Kettle Curedによるベースの香りを活かすために、あえて控えめに着香しているのかなぁ、などと思った。
KathmanduやSkullあたりはオススメしにくいが、上記のフレーバーを中心に、アタリや面白いものはちゃんと揃っている。何だかんだ楽しんでレビューできた。