シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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Alchemist Blend KFCのザックリした特徴について

Alchemist Blend Kentucky Fire Cured(以下 AB KFC)のレビューを始めた。
2018年1月20日現在、Bluegrass Berry、Good Ol Melon、Grapefruit Mash、MoonShine Mint、Old Country Lime、Peach & Cream、この6種類がリリースされている。Good Ol Melonだけ入手しそびれたので、これもそのうち手に入れてレビューする。
とりあえず手元にある5種類を試してみて煙の質や重さなどのザックリした特徴は掴めたと思うので、今回はそれについて書く。
ちなみに、これでAlchemist Blendには、以下の3つを含めた4種類のラインがあることになる。

参考記事
AB Originalのザックリした特徴について
AB Stoutのザックリした特徴について
AB Straightのザックリした特徴について

概要

2017年8月中旬に発売されたフレーバー。
下の動画のように、小屋の天井からケンタッキー種のタバコの葉を吊るし、その下で焚き火をして乾燥させた dark fire cured であるのが特徴
これにより、早く乾燥するためタバコの葉本来の香りがシッカリと残り、焚き火によるウッディでスモーキーな香りが乗るとのこと。

ちなみに、ウォッシュドのフレーバーの大半は、ブライトバージニア種の葉を熱風で乾燥させた flue cured である。
他のダークリーフのフレーバーの大半は、おそらくケンタッキー種の葉を暗所に積んで自然乾燥させた dark air cured である。

パッケージ

デパ地下のお弁当みたいな容器の中に、ちょこんとビニールパックが入っている。ちょっと過剰包装。
ビニールパックはシッカリしており、シロップの漏れなどは無い。
ファスナーはついていないので、開封後は別容器に保存する必要がある

シロップの量と性質

シロップの量は少なめで、AFよりわずかに多いぐらい。
粘稠度は高めで、ややほぐしにくい。AFよりわずかにサラッとしている程度。
サラッとしていてややシロップ多めのAB OriginalやAB Stoutとは異なる。

シロップの量と性質

カットは細かい。自分でカットし直す必要は無い
AFの50gのパッケージより少し細かい程度で、Tangiersと同じぐらい
たまに2cmぐらいの細い茎が入っているが、AFの250gパッケージのようにゴロっとした茎が入っていることは無い。

左から、AFの50g・AB KFC・Fumariの順。

煙の質や量

SBVを少しサラッとさせた感じの煙の質
AFやNu Hookahのようなソリッドさは無いが、クドくない程度にウェット。Fumariのようなモッタリした煙の質ではない。
シロップの量が少なめなので、Fumariのように煙は出るが香りのノリが悪い状態にも陥りにくい。
Kaloud Lotusとシリコンボウルであれば、かなり適当にしていても問題なく香りが出るので、扱いやすい。
最近のダークリーフのフレーバーによくある煙の質という感じだが、これと言った欠点も無いので、扱いやすさを含めて考えると割と優秀な煙。

ベースの香り

ベースの香りはAlchemistの他のラインよりも強いが、クセは無いと思う。
ダークリーフによる香りなのか、樽で漬け込んでいることによる香りなのかは分からないが、よく乾燥した少し甘い木材のような香りがする。
MoonShine Mintあたりを吸うとAlchemistっぽいなと強く感じるが、AB OriginalやAB Stoutより後に残る甘さが控えめなので、それよりスッキリしている
ちなみに、ダークリーフの乾燥のさせ方はSB Serpentと似ているが、こちらの方が甘い香りが少し強く、SB Serpentのスモーキーで引き締まった感じとは異なる。
気になるような甘さやクセの無い、ホンノリとウッディな香り。

タバコ的な重さ

おおよそAFの1.5倍ぐらい、TFDと同じぐらいの重さ。SBVより少しだけ重い
AB OriginalとAB StraightがAFより少し軽く、AB StoutはAFと同じぐらいの重さなので、Alchemistの中では最も重い

フレーバーの傾向

全部で6種類しかなく(2018年1月現在)、そのうち5種類しか試していないので、何とも言いにくい。
ただ、エグさやクセを感じさせない程度にダークリーフの香りがシッカリしていて、まずまずそれを意識した着香のフレーバーが多いと思う。それでいてSB Serpentよりもベースの香りを前面に押し出すことに腐心しすぎていない印象で、クセを感じにくい。
MoonShine MintやGrapefruit Mashは出来の良いTangiersやSB Serpentのような良さ、Peach & Creamは出来の良いSBVのような良さがあり、他も何かしらはナルホドと思うところがあった。
パッケージや商品名は少し物々しいが、その割にベースの香りの強いクセなどは無いと思うので、SBVやLavooが大丈夫なら問題なく楽しめるだろう。
質の良い木材のようなウッディなベースの香りが、何となくFire Curedやダークリーフによる背景やストーリーを感じさせる。

個人的な感想

明らに出来の悪いものやゲテモノが無く、何だかんだ楽しんでレビューできた。
SB SerpentのFire Kettle Curedと似たような葉の乾燥方法だが、それよりベースの香りが尖っていないので、AB Stoutと同様に万人受けしそうだと思う。
個人的には、MoonShine Mint、Peach & Cream、Grapefruit Mashあたりが好みだった。特にPeach & Creamは意見交換会での評判もかなり良かった。
種類が少ないからかどれも定番に近い香り。それでいてダークリーフや樽で漬け込んでいることによる背景も感じられるので、ちゃんと特徴があって良い。
好きな系統の香りなら、テキトーに買っても割とハズレないと思う。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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