シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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Al Fakher / Earl Grey(ベルガモットの香りがやや薄めで、Lemon系が入っているEarl Grey系)

time 2019/01/07

Al Fakher / Earl Grey(ベルガモットの香りがやや薄めで、Lemon系が入っているEarl Grey系)

香りについて

ベルガモットの香りがやや薄めで、Lemon系が入っているEarl Grey系。ベルガモットの香り:Lemon系の香り=2:1ぐらい。
最近のアメリカの会社のEarl Grey系と比べて、ベルガモットの香りが薄め。LavooのRussian Teaの1/2ぐらいの濃さだろうか。
LavooのRussian Teaを始めとする他社のEarl Grey系と比べると、ベルガモットの香りがかなり控えめだが、ハッキリそれと分かる程度には香る。
その代わりにLemon系の香りが入っているのが特徴。この香りはAFのLemonと同じ香りで、酸味が強めでクラシックなボディのある香り。
実物のアールグレイにレモンの香りや酸味は無いので、再現度という点では微妙だが、こういうMixと思って吸えば普通に美味しい。
Lemon系の香りが入っている点は他社のEarl Grey系には無いアプローチだし、ベルガモットの香りとの相性も良く、キッチリと形になっている。
ちなみに、火が強すぎるとLemon系の酸味が強く出すぎてしまい、ベルガモットの香りが分かりづらくなる。やや弱めの火加減で維持する必要がある。
アールグレイにレモン汁を絞って入れたような香りと言ったところか。

煙について

煙の量はAFの平均。煙の質はAFの平均。
強めの火加減で維持しているとLemon系の香りや酸味が強く出るので、Citrus系特有のノドへの当たりを感じるが、弱めの火加減で維持していれば割と煙の質はスムーズ。一部のEarl Grey系に見られる、気管支が痛くなるような煙の質では無い。
タバコ的な重さはAFの平均。SBやFumariより少し重い。だいたいAB Stoutと同じぐらいの重さ。
香りの持ちはAFの平均。時間による香りの変化は少々。中盤にさしかかったあたりでベルガモットの香りが少しずつ薄れ始め、相対的にLemon系の香りが強くなる。
安定感はAFの平均か、それにわずかに劣る。強めの火加減にしても焦げたり崩れたりはしないが、Lemon系の酸味が強く出すぎてEarl Grey系の特徴であるベルガモットの香りが分かりにくくなる。ただ、Earl Grey系は火の調節が少し難しいものが多いので、その中ではいくらか調節が楽な方。
やや弱めの火加減で維持する必要はあるが、Earl Grey系の中では扱いやすく煙の質も悪くない。

(総評)79点

Lemon系の香りが入っており、他社のEarl Grey系に無いアプローチで非常に面白かった。
Earl Grey系単体は他社からも出ているが、これのようにMixされたフレーバーは出ていないので、地味に新しい香りだと思った。
他社のEarl Grey系よりベルガモットの香りが薄いが、それと分かる程度には香るし、Lemon系の香りとの相性も非常に良く、ちゃんと形になっている。
他社のEarl Grey系は、煙の質や扱いやすさには結構なバラつきがあるものの、香り自体は後味の微妙な甘さの強弱の違い程度で割と似たり寄ったりなので、そのあたりとの差別化がキッチリ成されているな、と思った。
もっとも、AFのLemonLavooのRussian Tea=1:1ぐらいでMixすれば、かなりこれに近い香りが出来そうだな、とは思う。
Earl Grey系が好きな人、甘さが控えめでキリッとしたCitrus系が好きな人は、試す価値がある。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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