2023/09/19

香りについて
TangiersのKashmirと似ているが、それより少しマッタリめ。
基本はKashmirと同じで、ターメリックやナツメグと似た少しクセのある甘い香りがメインのSpice系のMix。
TangiersからはKashmir PeachやKashmir Guajavaなど、Kashmirと名のつくMixのフレーバーが幾つか出ているが、それらに共通する部分のみを抜き出したような香り。
なお、TangiersのKashmir単体はそれらに共通する部分の香りよりも、スッキリしたタイムやレモングラスなどの香草のような香りが強く、それより全体にキレがあった。
そのため、Kashmirよりキレ感が控えめでSpice系っぽい香りが強く、ややクセのある独特なマッタリしたテイストが全体に強くなっている。
強いて言えば、ターメリックやナツメグのような少しクセのある甘い香りのスパイスが多めに入ったチャイのような香りだろうか。
TangiersのKashmirの独特なSpice系っぽい香りを強くして、少しマッタリさせたような香り。
煙について
煙の量と質はTangiersの平均。
過度なウェットさが無く、タバコ的な重さも手伝って、満足感のあるまずまずソリッドな吸いごたえ。
タバコ的な重さはTangiers Noirの平均で重い。おおよそAFの2.0~2.2倍ぐらいの重さ。
香りの持ちはTangiersの平均か、それより少し長い。もとがハッキリした濃いめの香りであるため、持ちは少し長めに感じる。時間による香りの変化は少ない。
安定感はTangiersの平均か、それより少し良い。Tangiersのフレーバーは少し低めの温度で維持する方が調子の良いものが多いが、それとしては割と高温にも耐える。
基本的にはTangiersの平均的な煙といったところ。やや安定感があり扱いやすいのは良い。
(総評)70点
個人的にはTangiersのKashmirの方が、キレがありサッパリしていて好きだった。
ただ、AzBのChai Masalaのような、マッタリめの独特なSpice系っぽい香りが入ったフレーバーが好きな人もそれなりに見かけるので、こっちの方が好きな人もいるだろう。Pan Razna系が好きな人には、キレ感の強さの点からTangiersのKashmirの方が良い気がする。
ちなみに、TangiersのKashmir Blueは、ややマッタリしたフローラル系の香りとターメリックに似たSpice系の香りのMixで、全体にマッタリめという点ではこれと方向性が近い。
TangiersのKashmir BlueやAzBのChai Masalaが好きならば、試してみても良いだろう。