シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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MustHave / Caribbean Rum(焦がしたキャラメルのようなビターな香ばしさが特徴の、ドッシリめの少し甘い香り)

time 2022/02/28

MustHave / Caribbean Rum(焦がしたキャラメルのようなビターな香ばしさが特徴の、ドッシリめの少し甘い香り)

香りについて

焦がした苦めのキャラメルのような香ばしさが特徴の、ややドッシリとした少し甘めの香り。
特徴である香ばしさの部分は、クラシックなChocolate系やCoffee系に見られるそれと少し似た感じがあるが、よりボディが控えめ。そこにフンワリした広がりのある微かにマッタリした甘さが混じる。
確かに香ばしさの部分は樽の香りの表現と言われれば分からなくもない香りで、これにより香り自体は異なるがナハラのBrandyのような馥郁とした感じが出ている。
ただ、目指したところは分からなくないものの、実物のラム酒のような香りかと言われると、甘さの部分など少し色々と強調されている感がある。シーシャの何かという域を出ていない。
一応、時間が経って少し薄まると、後味や余韻の部分にラムレーズンを噛んだ後に鼻腔に残る香りみたいなのを感じないこともないが、やはり再現度は微妙。
個人的には、洋酒をたっぷり使った甘さ控えめのティラミスみたいな表現の方が、まだシックリくる香りだと思った。これに関しては、微かな甘さが悪さをしている気がした。
樽の香りの表現と言われれば確かにそうかもという香ばしさに、少々のマッタリした甘さ。

煙について

煙の量と質はMHの平均。
MHらしいモワッとした煙の質で、コクとビターさのあるドッシリした甘い香りとの相性が良い。
タバコ的な重さはMHの平均。最初のキックはやや控えめだが、トータルで見ればAzBと同じぐらいの重さ。それなりに重い。
香りの持ちはMHの平均か、それより少し短い。時間による香りの変化もやや大きめ。時間が経つと序盤の強調され過ぎている感のある香ばしさが少し控えめになり、樽の香りの表現のようにも思える濃さに落ち着く。
安定感はMHの平均。Kaloud Lotusを使っているのであれば火の調節は簡単。割と適当にしていても大丈夫。
ボウルによる香りの出方には少々の差がある。陶器のPhunnel系で作ると、焦がしたキャラメルのような香ばしさが強く出過ぎて、Chocolate系やCoffee系っぽくなりすぎる。個人的にはシリコンボウルで作る方が、いくらか商品名がシックリくる香りが出ると思った。
香りの持ちと時間による変化に少し難があり、ボウルも選ぶ。煙の量や質はMHの平均的。

(総評)74点

個人的に好きな香りではないが、他社にはやや珍しい香りなのは面白い。
最近試したアルコール類がモチーフのフレーバーだとMHのMulled Wineがあるが、それと比べるとSpice系の香りなどがせず、やはり別種の香りだな、などと思った。
ただ、個人的には、微かな甘さが残念というか邪魔に感じた。これが無ければMALAKIのWildみたいなビターでマニッシュな香りという方向性で、もう少し珍重できるのではないかと思った。
Chocolate系あたりに少しMixして、コクや奥行を出すみたいな使い方はできるかもしれないが、基本的にMixでの汎用性も高くはないと思う。
とは言え、これと似たような方向性のナハラのBrandyが好きという人もそれなりに見たことがあるので、気に入る人もいるだろう。
ナハラのBrandy、SBVのTiramisu、このあたりが好きならば試してみても良いだろう。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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