2024/03/26
Fantasia Air-flowのシリーズは、全部で4種類ある。Natural Wood、Natural Organic、Instant Lite、Coconut Charcoalの4種類である。
今回はCoconut Charcoalを試した。
(見た目)
形はフラットタイプで、一つ一つの形が非常に整っている。
30x30x17mmぐらいで、GAIAなどの他のフラットタイプよりも一回り大きい。
底面のうち片方が谷構造になっている。Natural Woodと同じ形と大きさ。
(1ピースあたりの重さ)
12.5グラム
Natural Woodと同じ大きさだが、それより1.5グラム軽い。
(着火までの時間)
6分40秒前後。
他のココナッツの炭と比べても、重さの割に早く着火する。
(十分な火力の得られる時間)
おおよそ50分。長くて55分。
大きさと重さの割に短命だったFantasia Air-flow Natural Woodと違い、重さに見合った持ち時間。
(火力の印象)
大きさの割には少し火力が弱い印象で、調度良い。
Coco Naraと同様にボウルの縁から1/3ほど炭がはみ出るように置けば、序盤から風防を被せて使用できる。
大きな炭ではあるが、おおよそCoco Naraと同じ感じの調節で使用できると思う。
(ニオイや気持ち悪さ)
着火の際のニオイはそれなり。Coco Naraより少し臭うが、Coco Buzzよりは臭くない。換気扇を回していれば、着火後まで部屋にニオイが残ることなどは無い。
吸う際の雑味は他のココナッツの炭と似ており、ココナッツの炭にありがちな少しツンとしたニオイ。
天然木のFantasia Air-flow Natural Woodと比べると、吸う際の雑味が少し目立つ。ただ、ココナッツと天然木では雑味の系統が違うので、一概には言いにくい。
個人的には天然木の方が好きだが、このあたりの感じ方は好みによって異なると思う。
気持ち悪くなったり頭が痛くなったりはしない。
(使用感)
谷構造が崩れていないうちは、特に気を使わなくても雑味は出ない。
ただ、炭が小さくなるとともに、どうしても底面の谷構造が崩れてしまう。そうなると炭の座りが悪くなるので、炭の位置を変えるときの置き方に少し気を使う必要が出てくる。アルミホイルとの接触面積が増えると、やはり雑味が出てくるので、そのあたりが少し面倒。
炭を動かす際に、谷間の部分の灰を優先的にトングの先で落としてやると、空気の通り道を維持しやすい。
(総評)
他のココナッツの炭と似たような雑味。Fantasia Air-flow Natural Woodと比べると雑味が目立つ。
また、時間とともに底面の谷構造が崩れて、炭の座りが悪くなり、調節が面倒なのも残念だった。
重さの割に短命だったNatural Woodと違い、十分な火力が得られる時間は重さ相応だと思った。Natural Woodよりもこちらの方がグラムあたりの持ち時間が長い。素材の差だろうか。
Fantasia Air-flowを買うのであれば、まずはこれよりFantasia Air-flow Natural Woodを試すことをオススメする。