シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

シーシャ・水タバコについてのブログ。フレーバーのレビュー 500種類以上、ボウルのレビュー、ボウルごとの作り方や炭の調節、テクニックなど。

Apple on Top + Provost レビュー

Apple on Topには、ザックリ分けて新旧2つのバージョンがある。更に細かいことを書くと、炭を乗せる皿は4種類ぐらいある。それに加えて、少し前にProvost Heat Managerというアタッチメントが発売された。
レビューは、現行の新バージョン + Provost Heat Managerで行った

作り方はこちら
火の調節はこちら

(見た目の特徴)
新バージョンは、炭を乗せる皿の穴が小さめで底面の外側にのみ3周だけ開いており、皿を本体に固定する中央の支柱の背が少し低く太い。また、本体の内側がアルミホイルの裏側のような少しマットな加工になっており、本体の縁には浅い切れ込みが入っている。
apple1
Provostというのは、炭を乗せる皿の上に置くKaloud Lotusのような被せ物。詳細は後述。
apple2

(大きさ)
内径:56mm  縁から最深部までの深さ:20mm

(必要なフレーバーの量)
13.5~14.0グラム
個人的には13.5グラムで作ることが多い。Fumariなどのシロップの多いフレーバーでは、0.5グラムほど多く必要。

(必要な炭の量)
Provostを使うのであれば、Coco Nara 2ピースと補助の炭 2ピース
Provost無しだと、Coco Nara 4~5ピースと、大量の炭を必要とする。あまり現実的でない。

(長所)
① アルミホイルを被せて穴を開ける作業がないので、作るのが楽
本体の穴の口が大きめなので、適当に詰めても吸いが重くなることが無い。普通に作ると、やや軽めの吸いになると思う。

② Provostありならば、煙が本調子になるまでが早い
2~3分ほど放置しておくだけで、煙が本調子になる。本体が熱を伝えやすい金属製だからだろう。
途中でゆっくり吸う作業すると、より早くボウルが温まるため、煙が本調子になるまでの時間をさらに短縮させられる。

③ Provostありならば、炭の量の割に十分な火力の得られる時間が非常に長い
Kaloud Lotusよりも必要な火力の得られる時間はずっと長い。本体が熱を伝えやすい金属製であることと、まわりの耐熱材の保温効果によるものと思われる。というか、Procvost無しだと大量の炭が必要になるため、Coco Naraを使っているのであれば、ほぼProvostは必須と思って良い。

④ ある程度の調節は必要だが、蒸らした感じのテイストが良く出る。

⑤ 葉っぱ状のツマミで炭を置く皿を回転させられる
これにより、トングを使わずに炭の位置を変えることができる。また、炭を置く皿をどければ、フレーバーを足したりひっくり返したり出来る。非常に便利。

⑥ シリコンボウルと違って、本体にニオイがつきにくい。
ボウル本体にフレーバーの焦げが付きにくく、洗うのが楽。

(短所)
① シリコンボウルとKaloud Lotusの組み合わせよりも、やや炭の雑味が目立つ
炭の直下に穴が空いているため、不完全燃焼している炭の底面から発生する雑味を吸い込むためだろう。Phunnelとアルミホイルと風防の組み合わせよりは気にならない。

② Provostのファンの動きが悪い。
炭を入れると、熱による膨張でProvostのファンの動きが悪くなる。そのため、結局Provostを被せるかどけるかという雑な調節になりがちで、ファンが細かい調節の機能を果たさない。非常に使いづらい。
もっとも、何度か使っているうちに留め金が緩むので、そのうち普通に動くようにはなる。

③ Provostありだと、割とマメな火の調節を要求される。
ファンを閉じっぱなしにして吸っていると、火が強すぎて途中で焦げる。その割に、上でも書いたように、ファンの使い勝手が悪い。

④ Provostが無いと、大量の炭を必要とする
炭を大量に乗せると雑味が強くなるし、場合によっては頭が痛くなる。家でCoco Naraと使うのであれば、Provostは必須だと思って良い

⑤ シーシャのボディと接続する方の穴が大きいため、厚手の大きなパッキンが必要
薄手のパッキンだとボウルの奥の方までパッキンが入ってしまい、溶けたり焦げたりする。そうなると本体にパッキンが張り付いてしまい、ペンチなどを使わないと取れなくなる。何よりパッキンが焦げたときの煙を吸い込むのが怖い。

(総評)
炭を入れると熱でProvostが膨張してファンの動きが悪くなったり、Provostに付属してくる炭を乗せる皿が旧タイプだったりと、微妙に気が利いてない。
簡単に作れて調節も楽な割に、美味しく吸うことが出来るのは良いが、細々したところでProvostの使い勝手の悪さが目立つ。かといって、Provost無しでは必要な炭の量が多すぎて、ランニングコストが悪い。家でも木炭やサバ炭を使っていて、ふんだんに炭を使える環境であれば、Provost無しで使うというのも、一応の選択肢に入るだろう。
なお、個人的な意見だが、ナハラとの相性が非常に良いと思っている。ナハラを吸う際は、これを使っている。ストレートだと調節の難しいナハラであっても、かなり安定して美味しく吸える。炭のコストを別にすれば、ナハラを吸う際はオススメする。もっとも、Coco Naraでナハラ以外を吸うのであれば、Provostの使い勝手の悪さなどから、やはりシリコンボウルとKaloud Lotusの組み合わせの方が良いと思う。

down

コメントする




ボウルごとの作り方や火の調節



カテゴリー

2024年3月
« 2月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031