2024/09/01
Fumariは他の会社のフレーバーよりシロップが多いせいか、煙は出るが香りのノリが悪いという状態に陥りやすい。そのため、煙と香りを十分に引き出すには作り方や火の調節に少し工夫が必要だと思っている。
今回は、それらのザックリした違いについて書こうと思う。詳細は別記事に書いたので、この記事の一番下のリンクから参照して欲しい。
まず、Fumariを作って吸う際に問題になりやすい点について。
① シロップを入れ過ぎると煙は出るが香りのノリが悪い状態に陥りやすい
② ボウルによっては詰め方を工夫する必要がある
③ 中のフレーバーをひっくり返す作業や火の調節にコツがある
次に、使うボウルについて。
陶器のPhunnel系+アルミホイル+風防、陶器のPhunnel系+Kaloud Lotus、シリコンボウル+Kaloud Lotus、この3つの組み合わせのどれかで作ることになると思う。
Minzari Crown Bowl、Flip Bowl、ストレートなどは、シロップが垂れてしまうためFumariを作るのに向かない。
何より重要なのは、熱い空気に触れる部分の表面積を増やすこと。とにかく、これに尽きる。
個人的なイメージだが、ロウソクを想像して操作すると上手くいくと思う。シロップをロウに、タバコの葉をロウソクの芯に見立てる感じか。
タバコの葉を伝ってシロップが蒸発できるように、表面を毛羽立てて、詰めたり中のフレーバーをひっくり返す作業をすると良い。フレーバーがベッタリとシロップに浸かっていると、香りの出が悪い。
以下、それぞれの組み合わせの長所短所について。
(陶器のPhunnel系+アルミホイル+風防)
長所は、Kaloud Lotusを使う場合と比べ、多少ならシロップを多めに入れても香りが出やすいため、作るときにそこまで神経質にならなくて良いこと。それと、ちゃんと調節したときのピーク時の煙と香りの濃さがそれより少し良いこと。
短所は、Kaloud Lotusを使う場合より適切な温度で安定しにくいため、それより火の調節がマメに必要になること。また、炭の雑味が目立ちやすいこと。
詰める作業は楽だが、火の調節が面倒。
(シリコンボウル+Kaloud Lotus)
長所は、火の調節が楽で焦がしにくく炭の雑味も出にくいため、一本で通して見たときに全体にクリアに煙と香りが出ること。
短所は、シロップを入れ過ぎると煙は出るが香りのノリが悪い状態に陥りやすいため、詰めるときと中のフレーバーをひっくり返す作業にいくらかの工夫が必要なこと。ピーク時の煙と香りのインパクトが、ちゃんと調節した時のPhunnel+アルミホイルの組み合わせに少し劣ること。
詰め方やひっくり返す作業にコツがあるが、火の調節は楽。
(陶器のPhunnel系+Kaloud Lotus)
長所短所とも、だいたいシリコンボウル+Kaloud Lotusの場合と同じ。
材質の熱伝導が良く底も浅いせいか、別記事に書いた操作次第では、ややシリコンボウルよりもシロップ多めでも大丈夫なように思う。ただし、底が浅いせいで、表面を毛羽立てたりする過程でKaloud Lotusの裏にフレーバーが張り付きやすく、後片付けが少し面倒くさい。
以上、それぞれの組み合わせの長所短所をザックリとまとめてみた。
Fumariの煙と香りを最大まで引き出せるのは、Phunnel系+アルミホイル+風防の組み合わせだと思うが、この組み合わせで作るとマメな火の調節が必要で、吸っていて忙しい。
シリコンボウル+Kaloud Lotusの組み合わせだと、詰めるときと中のフレーバーをひっくり返す作業の時だけ気を使えば良いので、全体で見たときの面倒は少ないと思う。
それぞれの細かい作り方と火の調節については、以下を参照。
もちろん個人的にベストだと思うやり方にすぎないが、結構がんばって試行錯誤した結果なので、そう的外れということも無いと思う。
「Fumariの作り方と火の調節、Phunnel系 + アルミホイルでの場合」
「Fumariの作り方と火の調節、シリコンボウル + Kaloud Lotusでの場合」
「Fumariの作り方と火の調節、Phunnel系 + Kaloud Lotusでの場合」