2024/09/01
今回はフレーバーごとの作り方の違いについて書いてみようと思う。
過去の記事の「カットし直すメリット・デメリット」や「Fumariの作り方について」などと内容がかぶる。というか、ほとんど過去の記事のまとめみたいになってしまった。
以下に書くことは、あくまで個人的に良いと思っている作り方である。人それぞれベストな作り方があると思うので、参考程度である。
ただ、結構がんばって試行錯誤した上での結論なので、どうやっても上手く行かない人などは、試してみて損は無いと思っている。
シロップが多いフレーバー、シロップが少ないフレーバー、このどちらに該当するかで自分は作り方を変えている。
シロップが多いフレーバーはカットし直さずに良くほぐし、熱い空気と触れるフレーバーの表面積が大きくなるように、出来る限りフンワリと詰めることが重要である。シロップは少なめで作る方が失敗しにくい。
シロップが少ないフレーバーは、割と適当に作っても煙と香りが十分に出るので、あまり神経質にならなくて良い。適当に好みでフレーバーをカットし直して良くほぐし、アルミホイルやKaloud Lotusにフレーバーが触れないように詰めれば良い。
ザックリとではあるが、以下にまとめてみた。
【シロップが多いフレーバー】
シロップが多いフレーバーの典型はFumariであり、その他にはSB Vintageの最後の方やFantasiaやHAZEがあげられる。
Fumari以外のシロップが多いフレーバーも、Fumariと同じように作れば香りと煙が十分に出ると思って良い。
まずは、以前に「どのボウルでFumariを作るのが良いか」という記事を書いたので、そちらを見てほしい。
シロップが多いフレーバーを作る際に注意すべき点など、ザックリしたことが掴めるはずである。
また、ボウルごとの細かい作り方や火の調節についても以前に書いたので、詳細は以下の記事を見てほしい。
「Fumariの作り方と火の調節、Phunnel系 + アルミホイルでの場合」
「Fumariの作り方と火の調節、シリコンボウル + Kaloud Lotusでの場合」
「Fumariの作り方と火の調節、Phunnel系 + Kaloud Lotusでの場合」
大まかな流れだけ、簡単に書いておく。
① 必要なぶんのフレーバーを小鉢などに量りとり、箸で丹念にほぐす。
箸で丹念にほぐすだけにして、カットはし直さない方が良い。
ただし、HAZEはかなり大きな葉が丸まって入っていることがあるので、そのあたりは少しカットし直すと良い。
また、SBVの最後の方など、シロップに浸かりきっているような状態であれば、ギュッと手で握ってシロップを切ると良い。手にフレーバーが張り付いて結構なロスが出るので、その点は注意。
② ほぐしたフレーバーが潰れないようにボウルに盛る。
ほぐしたフレーバーの隙間が潰れないように、下から箸でソッとすくいとり、ボウルに均一に配置していく。
③ フレーバーの表面を整える。
この作業をするとどうしてもフレーバーの隙間が少し潰れてしまうので、できれば②の工程を丁寧に行い、この作業が最小限になるようにすると良い。
④ 炭を乗せ、よく蒸らす。
シロップが少ないフレーバーよりも、概して1~2分ほど長めに蒸らすと良い。途中で2度ほどゆっくりと長めに吸うと、煙と香りが本調子になりやすい。
具体的な蒸らし時間に関しては、室温やKaloud Lotusを使うかアルミホイルであるかによって少し変わるので、上のリンク先を参照して欲しい。
【シロップが少ないフレーバー】
シロップが少ないフレーバー、もしくはシロップが固めで量がそれなりでも煙と香りが出やすいフレーバーは、割と適当に作っても煙と香りが十分に出る。
具体的には、AFやAFSE、SBやSBBなどである。個人的には、これらのフレーバーの方が扱いやすくて好きである。
これまでの「ボウルごとの作り方や火の調節」の記事は、すべてAFで作った場合で書いてあるので、リンク先から使用するボウルの記事を見てほしい。
こちらも大まかな流れだけ、簡単に書いておく。
① 必要なぶんのフレーバーを小鉢などに量りとり、カットし直して箸でほぐす。
茎や丸まった葉などを狙ってハサミでカットし直す。目安としては、フレーバーが小指の爪の1/2の大きさになるぐらい。面倒くさかったら、フレーバー全体をまんべんなく5~8回ほどハサミでチョキチョキしても、結構うまくいく。
カットし直したフレーバーを箸で良くほぐす。
② ほぐしたフレーバーが潰れないようにボウルに盛る。
ほぐしたフレーバーの隙間が潰れないように、下から箸でソッとすくいとり、ボウルに均一に配置していく。
③ フレーバーの表面を整える。
シロップが多いフレーバーと違い、これらは多少ならフレーバーが潰れてても煙と香りが問題無くでるので、そこまで神経質にならなくて良い。
④ 炭を乗せて蒸らす。
シロップが多いフレーバーよりも、気持ち短めの蒸らし時間で煙と香りが本調子になるはずである。
蒸らし時間は使うボウルによって多少変わるので、「ボウルごとの作り方や火の調節」から使用するボウルの記事を見てほしい。
(書いてみたは良いものの、新しいことがほとんど無く、過去の記事への誘導のようになってしまった・・・)