2024/04/23
一通りLavooのフレーバーを試したので、ザックリした特徴について書こうと思う。
まだ個々のレビューは書けていないので、出来上がり次第アップする予定。
作り方や火の調節のコツについては、こちらの記事を参照。
【Lavooの概要について】
2016年12月頃に発売された、ダークリーフを使ったフレーバー。
もともとLavooはガラス製の本体を作っていた会社で、そこがフレーバーを出した形。
白いボトルのシリーズが11種類、黒いボトルのシリーズが4種類で、全15種類（2017年1月現在）。こちらの記事に追記。
【パッケージについて】
プラスチック製のスクリューボトルに、脱着のできる割と気密性の良さそうな中蓋がついている。
フレーバーは中蓋に触れるぐらいミチミチに詰まっている。
サイズは200gのパッケージのみ。
【シロップの量とカット】
シロップの量は少なめでサラッとしている。パッケージの底の方にシロップが溜っていることも無い。
カットは非常に細かく均一。ほとんど1mm角の粒状で、今まで見たフレーバーの中で最も細かい。Nirvanaより細かい。
左から、Lavoo、AF 50gパッケージ、FS Castroの順。
【煙の質や量】
きめ細かくスムーズで、ややウェットな煙。煙の量も良い。
きめ細かさはAlchemist Blendの煙と似ているが、それよりも少しウェット。AFのようなソリッドさは無いが、タバコ的な重さがあるので吸いごたえには満足感がある。
個人的には、FumariやFS Castroよりも過度なウェットさが無く、モッタリした感じが控えめで煙の質がクドく無いのが良かった。ただ、このあたりは好みの問題。
クドくなりすぎない調度良いウェットさ。最近の流行に良く乗った煙だと思う。
【タバコ的な重さ】
Al FakherやAlchemist Stoutの1.3倍ぐらい、StarBuzz Vintageの3/4ぐらいの重さ。
Nirvanaとカットが似ていたので警戒したが、意外と普通だった。
普段からSBVやTangiersなどの重めのダークリーフのフレーバーを吸っているのであれば、シックリくる重さだと思う。Fumariあたりを吸うことが多い人だと、ちょっと重さでグッタリする可能性が高い。
【フレーバーの傾向】
FS Castroよりはダークリーフの香りを全面に押し出していない印象だが、まずまずダークリーフの香りを活かした作り。
ダークリーフによるベースの香りは、細い枯れ枝か落ち葉のような香りで、割りと甘さが強い。結構シッカリと感じられる。
FS Castroよりは土臭さやearthyな感じが控えめだが、AB Stoutと比べるとグッと力強さや厚みがある。
Dark MintやIce Breakerあたりはこの香りが上手く活かされていたし、Sourhern Peachもダークリーフの香りでケミカルさが抑えられていて良かった。ただ、Double Dark MintなどはFMLなどの流行を意識しすぎている感があった。
ダークリーフらしいウッディな香りはあるが、甘さがあるためクセが抑えられている。この香りのおかげで露骨なケミカルさを感じるフレーバーも少ない。
カットが細かすぎるせいで少々の扱いづらさはあるが、FS CastroやTangiersが好きであれば楽しめると思う。
【個人的な感想】
カットが細かすぎるせいで最初は扱いづらさを感じたが、煙や香りに関しては楽しめた。
エグくない程度にダークリーフの香りがシッカリしている点、煙のウェットさが調度良くスムーズだがモッタリしすぎていない点などが良かった。タバコ的な重さも割と常識的な範囲。
個人的にはFS Castroよりも、こちらの方がダークリーフの香りの濃さが調度良いと感じた。それでいてAB Stoutよりハッキリしているので、ダークリーフのフレーバーらしさがあって良かった。
もっとも、FS CastroのBlack IceやAB StoutのStone Mintなどの出来は良いので、このあたりはフレーバーによりけり。どの程度ダークリーフの香りを求めるかにもよるし、好みの問題。
最初は作るのに失敗したりしたが、コツを掴んでからはかなり楽しんでレビューすることが出来た。作り方や火の調節に関してはこちらの記事(近日中に)を参照。
