シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

シーシャ・水タバコについてのブログ。フレーバーのレビュー 500種類以上、ボウルのレビュー、ボウルごとの作り方や炭の調節、テクニックなど。

Al Fakher Goldenのザックリした特徴について

Al Fakher Golden(以下AF Golden)のレビューがStrawberry以外終わった。
そのうちStrawberryも買ってレビューするので、とりあえず煙の質や重さなどのザックリした特徴について書こうと思う。

【AF Goldenの概要について】
AFの上位ラインで、2016年6月に発売されたFresh MintOrange以外は割と昔からあった。
今のところ全7種類で、上記の2つの他に、Apple EskandaraniBahrani AppleGrape、Strawberry、Two Appleの5つがある。
Roseもあったはずだが、なぜか公式HPのリストに無い。AFは公式HPが非常にテキトーなのでアテにならない。

【パッケージと中身の変更】
AFとAF Goldenは2015年中旬にパッケージが変わり、内側の包装もジップロック袋からプラカップになった。
そして、新パッケージの方が旧パッケージよりもシロップの量が少ない
旧パッケージではタバコの葉が全て無くなっても袋の端などに結構な量のシロップが残っていたが、新パッケージではキレイに使い終わる。
得られる煙と香りは変わらないし、余ったシロップの使いみちもそう無いので、個人的には無駄が減る良い変更だと思っている

【シロップの量と性質】
手元にあるもので話をすると、GrapeとTwo Appleはフレーバーが赤色に着色されており、他はAB Formulaと同じような無着色の淡黄色である。
ただ、GrapeとTwo Appleは旧パッケージのものであり、変更前の在庫を買った可能性が高い。
今はGrapeとTwo Appleも他と同様に淡黄色のものに変更されているのではないかと思うが、念のため両方とも書いておく。
赤く着色されたものは、AFのスタンダードラインと同じ性状のシロップである。粘り気があり、Fumariほどではないがシロップの量が多い。
無着色で淡黄色のものは、シロップの量が少なく割とドライに見える。シロップの量が違うので何とも言いがたいが、粘り気自体は赤いものと同程度だと思う。
個人的には、淡黄色のものの方が好みである。シロップが入りすぎて煙と香りの立ち上がりが悪くなったりしにくいので、最後の方でも扱いやすい

【フレーバーのカット】
AFのスタンダードラインと同じ。
ちなみに、AFは50gと250gのパッケージでカットに差がある。これはAF Goldenも同様である。
50gのパッケージの方が概してカットが細かく、大きな茎などが入っていない。対して250gのパッケージでは、ややカットが粗く大きな茎が入っていることがある。
GetAttachmentThumbnail
左から、AFスタンダードライン 50gパッケージ、AF Golden 250g旧パッケージ、AF Golden 250g新パッケージである。

【煙の質や量】
AFのスタンダードラインより、わずかに煙の質がソフト。
ただ、下記のようにフレーバーの香り自体がAFのスタンダードラインよりも穏やかであるため、その影響もあると思う。
とはいえ、やはりAFの煙といった感じなので、Fumariよりは吸いごたえにボディがある。
普段からFumariあたりを中心に吸っている人は、ソリッド過ぎたり少しノドに障ると感じるかもしれない。
ちなみに、どのボウルで作るのであっても、初めにシッカリと火を通したり蒸らすことが重要。半端に火が通った状態のときに出てくる煙は、何だかチクチクしていて非常にノドに障る。このあたりはAFでもAF Goldenでも同じ。

【フレーバーの傾向】
最小限の構成で楽しめる香りを出してくる。ミニマルながら満足感がある。
AFのスタンダードラインと比べると、吸いやすさを意識してか香りが全体に穏やか。そのおかげで煙の質もいくらかソフトになっている。この傾向はFresh MintやOrange、Two Appleなどで顕著。
アメリカのフレーバーにありがちな、ケミカルさによるカドやゴテゴテした感じが無く、吸っていて馴染みが良い。身構えることなく安心して楽しめる。
このあたりのバランス感とストイックさは、さすが老舗といったところ。

【タバコ的な重さ】
おおよそFumariの1.6~1.8倍ぐらいの重さ。
普段からシーシャをよく吸う人であれば、調度良い重さだと思う。Fumariあたりを中心に吸う人であれば、時間をおかずに2本立て続けに吸ったりするとグッタリするだろう。
個人的には、この絶妙な重さもAFの魅力の1つだと思っている。重すぎず軽すぎずで良い。煙の量や質による吸いごたえのボディと相まって、非常に満足感がある。
ある程度はタバコ的な重さも火加減によって調節できるので、色々と試して好みを見つけて欲しい。

【使うボウル】
安定感があるので、基本的にはストレートを含めてどのボウルでも吸える
面倒が少ないのはシリコンボウル+Kaloud Lotusの組み合わせだが、Phunnel系+アルミホイル+風防や、ストレート+アルミホイルの組み合わせでも普通に吸える。
また、Kaloud Lotusで作る場合もシリコンボウルか陶器のPhunnel系かで、香りの出方が少し違う。特にFresh MintやOrange、Grapeあたりで違いが分かりやすい
Fresh Mintを例にすると、シリコンボウルでは煙の質がソフトでクリームっぽい香りが強く出て全体にマイルド、陶器のPhunnel系では清涼感がシャープめに出て全体にスッキリとする。
どのボウルであっても調節が難しすぎるということはないので、好みに応じて選べば良いと思う。

【火の調節】
作り方や火の調節はAFと同じで問題無い。
Fumariのようにシロップが多いせいで煙は出るが香りのノリが悪いという状態にも陥らず、扱いやすい。
今までの作り方は全てAFのMintを使って行っているので、ここの記事一覧から使用しているボウルの作り方や火の調節を見てほしい。

【個人的な感想】
個人的にはFresh MintOrangeが大当たりだった
香りに穏やかさがあるものが多いため、煙の質もソフトになっている。どことなく上品さがあって、確かに上位ラインらしい仕上がり。
また、ボリュームのある煙の量・粗くないのにソリッドな煙の質・重すぎず軽すぎないタバコ的な重さ、これらのバランスもAFらしく実に絶妙。
派手さや目新しさのあるアメリカの会社のフレーバーも良いが、やはり毎日のものとなると、こういうミニマルで馴染みの良いものの方が飽きなくて良い。
AFが好きならば、間違いなく楽しめる

down

コメントする




ボウルごとの作り方や火の調節



カテゴリー

2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930