シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

シーシャ・水タバコについてのブログ。フレーバーのレビュー 500種類以上、ボウルのレビュー、ボウルごとの作り方や炭の調節、テクニックなど。

新しいAl Fakher Special Edition、数字シリーズのザックリした特徴について

Al Fakher Special Edition(以下 AFSE)から新しく4種類のフレーバーが出た。
それらのレビューが全て終わったので、煙の質や重さなどのザックリした特徴について書こうと思う。
包装や中に入っている小冊子などについては、こちらの記事を参照して欲しい。

【シロップの量と性質】
シロップは粘り気が強く少なめ。赤く着色されている。
ちなみに、AFは2015年中旬にパッケージが変わり、250gのパッケージはジップロック袋からプラバケツになった。それに伴いシロップの量も減った。新しいAFSEもそれらと同じくシロップは少なめ。
特に香りや煙の出方に違いは無いので、袋の端に残るシロップの無駄が減っていて、良い変更だと思う。

【フレーバーのカット】
カットは粗い。カットされずに折りたたまれた葉などが結構入っている
ちなみに、AFは50gのパッケージと250gのパッケージだと、前者の方がカットが細かく茎などが入っていない。
新しいAFSEは250gのパッケージしかなく、葉のカットや茎の量などは他のラインの250gのパッケージと同じ。
AFSEN,AF250,AF50
左から、新しいAFSE、AF Golden 250gパッケージ、AF 50gパッケージの順。

【煙の質や量】
煙の量はAFと同等だが、煙の質がわずかにスムーズ。
粗すぎずスムーズすぎない煙の質で、ボリュームも良い。AFらしく吸いごたえに満足感がある
普段からFumariやAB Formulaを吸っている人には、ノドに障る煙の質と感じるかもしれない。
ただ、そのぶん煙の質にモッタリした感じが無くクドさを感じにくいので、このあたりは好みの問題。

【ベースの香り】
FumariやSBと比べると非常に弱く、ほとんど感じられない。

【フレーバーの傾向】
フレーバーによって結構な違いがある。
4(アップルとミントのMix)7(パッションフルーツとグレープフルーツのMix)はAFらしい馴染みの良い香りだった。
3(ココナッツとライムのMix)66(ピーチとジャスミンのMix)はSBのようなケミカルさの強い香りだった。
4を除き、どのフレーバーも個々の香りがハッキリしている。AFSEは欧米でのシェア獲得を狙ったと思われるラインであり、そのあたりを考えると何となく納得の作り。
個人的には、7>3≧4>66の順で好みの香りだった。

【タバコ的な重さ】
やや評価が難しい。
3(ココナッツとライムのMix)などはAFの平均より重く感じたが、香りが濃いめだったせいで実際より重く感じた可能性が高い。
個人的には実際の重さはAFと同じぐらいだと思うが、フレーバーによって体感が異なるので一応の注意は必要。

【使うボウル・作り方のコツ】
最も個々の香りが分かりやすくクリアに出るのは、シリコンボウルとKaloud Lotusの組み合わせだと思う。面倒も少ない
Phunnel系とアルミホイルと風防の組み合わせでも、火の調節に気をつければ問題無く吸える。薄手で火の調節がタイトなAlien Mini Bowlでも問題無く吸えた。煙の質はやや粗くなるが、ストレートでもまずまず吸えた。
割とボウルを選ばない印象で、極端に火の調節が難しいフレーバーは無かった

ちなみに、昨今のフレーバーとしてはかなりシロップが少ない部類なので、グラム数の割に体積がある。そのため、普段よりも1.0~1.5グラムほど少ない量のフレーバーで作るのが良いと思う。Silikon Bowl Standardで作る場合、個人的には11.5グラム程度で作ることが多い。
また、上記のようにタバコの葉のカットが粗いため、ハサミでカットし直す作業は行った方が良い。そうした方がフレーバーが良くほぐれるので、序盤での煙と香りの立ち上がりが良く、多少だがフレーバーの節約にもなる

【火の調節】
シリコンボウルとKaloud Lotusの組み合わせであれば、かなり適当にしていても香りと煙は問題無く出る。焦げたりすることも少ない。詳しくはシリコンボウルの火の調節の記事を参照。
Phunnel系とアルミホイルで作る場合の火の調節は、こちらの記事を参照。
Fumariはシロップを入れ過ぎると煙は出るが香りのノリが悪い状態に陥りやすいため、火の調節などに工夫が必要だが、そういったことは無い。これについては、Fumariの作り方についての記事を参照。

【個人的な感想】
これまでのAFSEよりも、欧米でのシェア獲得をより強く意識した作りだと感じた
個人的な意見だが、AFのファンがAFに求めているのは、ミニマルながら良く出来た馴染みの良い香りなのではないかと思う。
これまでのAFSEにも少々のケミカルさはあったが、従来のAFファンにも受け入れられる範囲のものだったと思う。それと比べると、やはり3と66は少しやり過ぎ感や露骨さがある
特に66などはケミカルさが強く、SBやHAZEで事足りてるしわざわざAFでこの香りを吸わなくてもいいかなぁ、と思ってしまう。個人的には、AFもそっち行っちゃったかー、という気持ち。
もっとも、煙の質はAFのそれであるため、こういったアメリカの会社にありそうな個々の香りがハッキリしたMixをAFらしいソリッドな煙で楽しみたいのであれば良いだろう。7と4あたりは従来のAFファンでも楽しめる香りだと思う

down

コメントする




ボウルごとの作り方や火の調節



カテゴリー

2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930