シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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Alchemist Blend Straight / Watermelon(スイカらしくサッパリまとまっているが、やや煙の質が気になる)

time 2016/10/11

Alchemist Blend Straight / Watermelon(スイカらしくサッパリまとまっているが、やや煙の質が気になる)

香りについて

煙を吐いている際に、どことなく水々しさのあるウリっぽい青臭さが鼻を抜けるのがサッパリしていて良い。
また、他社のWatermelonと比べると全体にやや薄味めであり、マッタリした甘さが強いことが多いアメリカ系のWatermelonの中では、青臭さも少し強めでサッパリと仕上がっている。AFのWatermelonと比べても、マッタリした甘さが控えめだと思う。
そのため、全体として見ると、ナハラ MizoやCNなどのクラシックなWatermelon系とSBやFumariなどのアメリカっぽいWatermelon系の中間ぐらいの仕上がり。
ただ、水々しさのようなテイストがある割に、ABとしては煙の質が粗めでノドに障る感じがあるのが不思議。また、時間が経つと少しマッタリした甘さのあるABのベースの香りもしくはグリセリンの香りが出てきて、スイカらしいサッパリ感が損なわれてしまうのも気になる。
そのあたりを除けば、アメリカの会社のフレーバーにしては珍しくクラシックなWatermelon系らしさを踏襲しおり、サッパリとまとまっている。
 

煙について

煙の量はABの平均。煙の質はABの平均か、それに少し劣る。
ナハラ MizoなどのクラシックなWatermelonは往々にして煙の質がドライでノドに障る感じがあるが、これも同様。ABとしては少し粗いと感じる。
タバコ的な重さはABの平均。AB Formulaと同程度で、Fumariよりわずかに重い程度。AFの1/2ぐらいの重さ。
香りの持ちはABの平均か、それより少し長い。AFのWatermelonがやや短命であったことを考えると、香りの持ちは長く優秀。
火の調節はまずまず容易。試した範囲ではどう調節してもややノドに障る感じが少し出てしまうものの、明らかに焦げたりはしにくい。
ABとしては煙の質が少し気になるものの、煙の量や香りの持ちなどは優秀。
 

(総評)74点

ABはアメリカの会社だが、Stout LineとStraight Lineに関しては、AFにありそうなクラシックな香りを意識した作りのものが多い。
これも同様で、ナハラ MizoやCNなどのクラシックなWatermelon系に特有のスカスカしたサッパリ感が少々あり、SBやFumariのWatermelonとは違った仕上がり。
ただ、レビューのためにWatermelon系を色々と吸い比べてみたが、最近のものだと個人的にはAB StoutのBlack Moon Melonが一番好きだった。一時期、ナハラMizoのWatermelonとMintのMixをよく吸っていたので、それを思い出させるシャープなキレの良さが自分好みだった。あとAFSEのWatermelon Splashも自分好みだった。
なお、おそらくAB StoutのBlack Moon Melonにもこれと同じ香料が使われているが、あちらはシャープな清涼感のおかげで甘さがマスクされており、青臭さを基調とした味わいになっていた。そのため、全体として見るとこれよりもクラシックなWatermelon系らしい仕上がりで、ずっとスッキリしていた。
Watermelon系単体となると、これかAFのWatermelonな気がする。香りだけで言えばナハラ MizoのWatermelonなのだが、煙の質が粗いという欠点がある。正直、単体ではピンくるフレーバーが無い。
マッタリした甘さを求めるならFumariを、サッパリした香りを求めていて少々の煙の粗さに目をつぶれるならナハラ Mizoを、サッパリめで煙の質もまずまずのものを求めているのであればこれを選ぶと良いかもしれない。
いずれにせよWatermelon系が好きであれば、試す価値は大きい。これまでのWatermelon系の中間点に位置する香りなので、より好みのものが見つかる可能性がある。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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