シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

シーシャ・水タバコについてのブログ。フレーバーのレビュー 500種類以上、ボウルのレビュー、ボウルごとの作り方や炭の調節、テクニックなど。

MALAKIのザックリした特徴について

10種類ほどMALAKIのフレーバーを試したので、ザックリした特徴について書こうと思う。
個々のレビューはこの記事以降、順次アップする。

MALAKIの概要

AFのCEOが独立して作ったメーカーで、おそらく2017年前後に設立された。

パッケージ

50gのパッケージは、AFの50gのパッケージと同じ大きさの箱に、25gのビニール袋が2つ入っている。
小分けにされた25gの細長い袋が意外と便利で、後ろから押し出すと袋に残るフレーバーなどが出ず、無駄なく使いきれる。
250gのパッケージは、マットな質感のシッカリした紙製の箱に、250gのパウチが1つ入っている。

シロップの量とカット

シロップの量や性状はAFと非常によく似ている。色もAFと同じ赤色。
カットは、50gのパッケージの方が均一で細かい。250gのパッケージは少々の茎が入っている。
50gと250gでカットが違い、250gの方が粗めなのもAFと似ている。

左から、Al Fakher 50gパッケージ、MALAKI 250gパッケージ、MALAKI 50gパッケージ。

煙の質や量

中東の会社らしいソリッドな煙の質だが、それでいてAFよりトゲや粗さが無く、スムーズできめ細かいのが非常に良い。
TFBなどのアメリカの会社によくある、ウェットだがグリセリンっぽさが目立つ、みたいなことは無い。

タバコ的な重さ

AFと同じか、それよりわずかに重い。AFの1.0~1.2倍ぐらいの重さだろうか。
FumariやTFBなどと比べると少し重めではあるが、負担になるような重さは無い。

安定感や香りの持ち

安定感は問題ない。気持ちAFより火の管理が少し楽だと思う。
一部のAFのフレーバーは火加減が強すぎると変な酸味が出たりするが、これに関しては一部を除き割と適当にやっていても大丈夫だった。
Kaloud Lotusを使っているのであれば、火の調節で苦労することは少ないだろう。AFが問題なく作れるのであれば、これも大丈夫。
香りの持ちはAFと同じか、それよりわずかに長い。まぁこんなもんかな、というタイミングで薄れ始める。可もなく不可もない。

ベースの香り

気になるようなベースの香りは無い。
一応、フレーバー自体の香りが飛ぶまで長々と吸っていると、これかな?みたいなベースの香りっぽいものを奥に感じるが、その程度。
SBのスタンダードラインに見られる何となくケミカルなテイストや、Fumariに見られる何となく漠然とフルーツっぽい甘い香り、TFBに見られるグリセリンっぽい甘さ、そういった主張のあるベースの香りは無い。

フレーバーの傾向

中東の会社らしいソリッドな煙で、ケミカルさの目立たない香り。非常に馴染みが良く、安心して楽しめる。
香りに関しては、AFのCEOが独立して作っただけあって、もはや1つの典型と化したAFのフレーバーを下敷きにした香りが多いと思った。
今になって見るとAFのフレーバーは細部に少し気になる粗さがあったりするが、そのあたりが定番らしさを損ねることなく非常に高い水準で練り直されていて良い。また、全体にAFよりもクリアで雑味が無いのも良い。
例えばMALAKIのMintだと、AFのMintの特徴であるグリーンな香りをそのままに、好みが分かれそうな後味のエグさや渋みが控えめになっている、といった具合。
一応、ある程度AFなどの中東の会社のフレーバーを吸っていないと、このあたりの微妙な差がハッキリと分からない可能性がある気はしなくもない。また、細部の微妙な差に良さや特徴があるフレーバーなので、他社のフレーバーとMixすると、そのあたりの特徴が分かりにくくなる可能性もあると思う。
個人的には、とりあえずは単体で吸って細部の違いを楽しむのが一番面白いかな、などと思ったりもするが、楽しみ方は人それぞれなので、このへんは好みの問題。
いずれにせよ、定番と化したAFの香りを下敷きにしつつ細部のアクや粗さを取り除いたようなな出来のものが多いので、AFが好きならどうやっても楽しめるだろう。優秀。

個人的な感想

かなり楽しんでレビューしている。
これの直前にレビューしていたのがTFBで、ウェットではあるがグリセリンっぽいモッタリした感じが目立つなぁ、などと思っていたので、中東の会社らしいソリッドな煙が嬉しい。
煙の質だけでなく、上のフレーバーの傾向で書いたように、定番の香りが定番らしさを損ねることなく非常に高い水準で細部が練り直されており、なるほど流石だな、という感じで試していて非常に楽しい。
ただ、The Hookahあたりには取り扱いがあるものの、どこも全種類は扱っておらず、基本的に入手性が良くないのが非常に残念。
入手性さえ良くなれば、一部のフレーバーはAFに取って代わるだけのポテンシャルがあると思う。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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