シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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StarBuzz Vintage / Dark Vanilla(マッタリした甘さが非常に強いバニラ、火の調節が難しい)

time 2015/12/17

StarBuzz Vintage / Dark Vanilla(マッタリした甘さが非常に強いバニラ、火の調節が難しい)

香りについて

他社のVanilla系と比べるとマッタリした甘さがかなり強い。
バニラの香り自体は程よく、やり過ぎ感や露骨なケミカルさが無く調度良い。ナチュラルさのある素朴なベースの香りも、バニラの香りの後ろで微かに主張しており、香りに少し奥行きを与えている。他のSBVのフレーバーと同様、ベースの香りが上手く活かされていると思った。
ただ、火加減に気をつけないと、マッタリした甘さが強く出すぎてクドい。特に序盤は弱めの火加減にしていないと、バニラの香り以上に甘さが強く出てしまい、吸っていてかなりノドが乾く。
個人的には甘すぎると感じたので、普段よりも1.0~1.5グラムほどフレーバーの量を少なくし、最初の蒸らし時間を2分ほど短くし、弱めの火加減で維持して吸うことが多かった。フレーバーをひっくり返す作業も少なめにしていた。もっとも、このへんは好みの問題もいくらかあると思う。
バニラの香り以上に甘さが強く出るのが残念。バニラの香りはこのままで、甘さがもっと控えめだったら良かった。クドい。
 

煙について

煙の量はSBVの平均。火加減によるが、煙の質はSBVの平均に少し劣る。
タバコ的な重さはSBVの平均。かなりマッタリした甘さだが、そのせいで実際以上に重く感じたりはしなかった。
香りの持ちは長い。時間が経つと多少ベースの香りが強くなり甘さも薄れるので、香りの変化は少々あるが、バニラらしい香りは終盤まで感じられる。
火の調節は難しい。弱めの火加減の方が甘さが控えめに出て香りが良いが、それだと煙のドライさが目立つ。強めの火加減にすると煙の質は良くなるが、甘さが強く出すぎてクドくなる。中盤以降からは少し安定するものの、基本的に香りと煙の質を同時に良く出すのが難しい。
SBVはFumariと似たウェットでスムーズな煙のものが多いが、その中では火の調節の難しさなどもあって、残念な煙。
 

(総評)35点

中盤以降は少し落ち着くものの、序盤は甘さが強くて煙のドライさも少し目立つため、吸っていてかなりクドかった。AFのMintとこれを4:1ぐらいでMixするとそこそこ美味しいが、まぁ逃げMix。
上記のように弱めの火加減にするなどして、甘さが出過ぎないように調節すれば、まずまず楽しめる香りが出る。ただ、煙の質は少し強めの火加減の方が良い。香りと煙の質を同時に良く出すのが難しい。他社のものもそうだが、Vanilla系は総じて火の調節が難しい傾向にある。これも例に漏れず、といった感じ。
余談だが、比較を兼ねてSBVのTiramisuの直後にこれを吸ったら、クドさを感じにくく意外と楽しめた。Tiramisuの甘さは許容範囲内といった感じでそこまでクドく無いのに、不思議である。コーヒーの香りで嗅覚か味覚が一部麻痺したのだろう。なお、SBVのTiramisuはAFのCappuccinoに似たコーヒーの香りとDark VanillaのMixである。
甘さの強い非常にコッテリしたVanilla系を探しているのであれば、試してみても良いだろう。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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