シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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Tangiers / Nectarine(マッタリめのPeach系の1つの典型と言った香り、無難に良く出来ている)

time 2023/06/23

Tangiers / Nectarine(マッタリめのPeach系の1つの典型と言った香り、無難に良く出来ている)

香りについて

マッタリめのPeach系の1つの典型。AFのPeachを1.5〜2.0倍ぐらいに濃くしたような、丸みのある甘さ。
AFのPeachの遠い延長線上にある感じの香りだが、それよりも全体にずっと濃いめで香りの輪郭がハッキリしているため、最終的な印象は別物という感じ。
なお、SBBのPeach系やTFDのVentura Peachなどアメリカの会社のPeach系に見られるスッとした感じの妙なキレは無く、ケミカルさは控えめ。このあたりのバランスがTangiersのJuicy Peachと似ている。
フレーバー自体の香りがハッキリしているので、Tangiersのベースの香りが悪目立ちしたりはしていない。ベースの香りは背後で微かな苦味として感じられる程度。
なお、Peach系は各社がしのぎを削る定番の香りで、どれも割と良く出来ている。Peach系を色々と試している人ならば、どこかで見かけた香りだと感じるだろう。
ケミカルさが出ない程度に香りの輪郭がハッキリした、最近のPeach系の1つの典型。

煙について

煙の量と質はTangiersの平均。
過度なウェットさの無い、ほどほどにソリッドな煙。Tangiersらしいなという吸いごたえ。
タバコ的な重さはTangiers Noirの平均。箱のパッケージになってから、以前のパッケージのTangiersより幾らか軽くなった。
香りの持ちはTangiersの平均。時間による香りの変化も少ない。時間と共に順当に薄れていく感じ。
安定感はTangiersの平均か、それに少し劣る。火が強すぎると煙の質がドライで粗くなるが、気持ち弱めの火加減で維持するだけなので、そんなに難しくはない。
ボウルによる香りの出方に大きな違いは無い。陶器のPhunnel系の方が香りの輪郭は少しハッキリ出るが、シリコンボウルで作ってもモワッとした感じが香りとマッチしている。このへんは好みの問題。
他はTangiersと比べると少しだけ高温に弱い気がするが、その他はTangiersの平均。

(総評)75点

Peach系の1つの典型と言った香り。目新しさは無いが、そのぶん無難によく出来ている。
過去に試したPeach系ではNirvana EclipseのLynxの出来が非常に良く、桃の入った箱を開けたときのような香りで妙に再現度が高かった。それと比べると、まぁ他社のPeach系と同様によくあるシーシャのPeach系の香りだな、という印象ではある。
ただ、中東の会社にありそうな香りのPeach系単体でダークリーフというのは意外と珍しい。パッと浮かぶもので、TangiersのJuicy PeachやAzBのLife’s a Peachぐらいな気がする。その点で価値があるかもしれない。
TangiersのJuicy PeachAzBのLife’s a Peach、このあたりが好きならば試す価値はある。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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