シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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Azure Premium Cigar Tobacco(葉巻から物が焦げたニオイや辛味を抜いたような香り)

time 2018/12/29

Azure Premium Cigar Tobacco(葉巻から物が焦げたニオイや辛味を抜いたような香り)

Azureには、Gold LineとBlack Lineとは別に、これが1つあるので、それのレビューもしようと思う。
これは、葉巻用のタバコの葉をモラセス(厳密には違うが、砂糖の精製段階で副産物として出来る黒蜜のようなもの)に漬け込んだもので、香料が入っていない。
かなりカットが細かく、シロップの量も多い。時間が経つとシロップが蒸発してカサが増すので、普段よりもやや少なめに詰めると良いと思った。
ちなみに、50gで11ドルぐらいするので、普通のフレーバーの約2倍の価格である。

香りについて

葉巻から物が焦げたときのニオイや辛味を抜いたような香り。
メインはタバコの葉それ自体の香り。強いて言うなら、少し分解され始めた湿った落ち葉のような香りが強いだろうか。後味には黒蜜のようなコクのある香りとVanilla系に似た甘い香りが微かに感じられる。
葉巻用のタバコの葉を使っているだけあって、確かにタバコの葉そのものと言った香り。また、煙を吐き終えた後の余韻も、シガレットやシガーほど強くはないが、それを吸ってしばらくした後にノドに残っている香りに似ている。
ただ、葉巻と違って燃やしていないため、物が焦げたり燃えたりしたときの嫌な香りがしない。タバコの葉の香りとモラセスの香りのみが出ている印象。

煙について

煙の量はAzBと同じぐらい。煙の質はAzBと同じか、それにわずかに劣る。
序盤はいくらかノドにチリチリと障る感じがあるが、時間が経つと落ち着いてAzBと似たような煙の質になる。
タバコ的な重さはAzBより少し軽い。おおよそTFDと同じぐらいだろうか。それなりの重さはある。
香りの持ちはAzGやAzBより長い。時間による香りの変化も少ない。一定して長く香る。
安定感はAzBと同じぐらい。上記のように序盤は煙の質が少し落ち着かないが、それを過ぎてからはAzBと同じような調節で問題ない。Kaloud Lotusを使っているのであれば、火の調節で苦労することは少ないと思う。
序盤の煙の質は少し気になるが、その他はAzBと似た煙。

(総評)70点

とりあえず、面白いアプローチだとは思った。
こういう無着香でタバコの葉の香りをメインに据えたフレーバーというのは他社に無い。
一応、SBVのCigarがあるものの、あれはVanilla系っぽい香りがわざとらしく、シーシャの変な何かという域を出ておらず葉巻っぽくは無かった。
これも後味に黒蜜やVanilla系っぽいコクのある甘い香りはするものの、あくまでタバコの葉の香りの一部という程度なので、ずっとリアリティがある。
店で何人かに試してみてもらったが、シガレットや葉巻を吸う人には「確かにタバコらしい香りなのに煙の感じはシーシャ寄りで、余計な香りが入っていないから疲れなくていい。素うどんみたいな安心感」という感じで、なかなか好評だった。
ただ、シガレットや葉巻を吸わないシーシャのみの人が、タバコの葉のみのこの香りを求めるかと言われると、少し微妙な気はする。
とは言え、他社に無いアプローチだし、実際に吸ってみて確かに面白いとは自分も思った。
色々と掘り下げてみたいという興味があるなら試して損はない。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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