2024/09/01

香りについて
ほんのりした甘さのある、サッパリしたハーブ系のMix。
バイカルは旧ソ連が1980年頃にコーラの対抗として開発した飲み物とのこと。材料は、セントジョーンズワート、カルダモン、カンゾウ、月桂樹、ユーカリ、クエン酸など。
こう書くとヤバそうだが、TFDのNatural Orderと少し近い感じのサッパリしたハーブ系のMixで、意外とクセは無い。Natural Orderより少し甘さが控えめ。
そう思って吸うと背後に微かなCardamon系とLicorice系の香りを感じるものの、基本的に渾然一体としており、個々の香りは拾い上げにくい。
個人的にLicorice系の香りや甘さは割とクセがあると思っているので、そのあたりが悪目立ちしていないのは良いと思った。
全体として見ると、ややフレッシュのセージに似たサッパリした香草系という感じ。意外とクセが無い。
他社には珍しいハーブ系単体に近い香り。Mixでの用途も割とありそう。
煙について
煙の量と質はMHの平均。
MHらしいモワッとした煙の質だが、全体にサッパリした香りなので、煙のキレはそれなりに良く感じる。
タバコ的な重さはMHの平均。最初のキックはやや控えめだが、トータルで見ればAzBと同じぐらいの重さ。それなりに重い。
香りの持ちはMHの平均。後半に差し掛かるあたりでLicorice系っぽい甘さが少しだけ強くなるので、わずかだが時間による香りの変化がある。
安定感はMHの平均。Kaloud Lotusを使っているのであれば、火の調節で苦労することは少ないと思う。割と高温に耐える。
ボウルによる香りの出方に大きな差は無い。一応、陶器のPhunnel系で作る方が煙のキレが良いので、少しサッパリめに出る。陶器のPhunnel系とシリコンボウルの差だな、という感じ。
平均的なMHの煙と言ったところ。割と高温にも耐えるので、扱いやすい。
(総評)78点
ハーブ系単体に近い香りは珍しいし、意外とクセも無い。割とアリだと思った。
バイカルが何であるかなどは置いといて、こういうサッパリしたハーブ系単体っぽい香りと思って楽しむのが良い気がする。
煙を吐き終えるときにCardamon系とLicorice系の香りを少々感じるが、これらが合わさり全体としてはフレッシュのセージっぽい香草系の香りみたいに感じられるのが面白い。
いくらかの甘さはあるが控えめなので、Mixに使うにしても甘さが邪魔になることが少なく、それなりに用途はありそう。
TFDのNatural Order、AF Fusionの3ALA Moodak、TFDのLavender Mintあたりが好きな人に良さそう。