2024/05/03
香りについて
AFのCappuccinoと非常に似ている。
何かを軽く焦がしたような香りとビターさがメインで、甘さは控えめのCoffee系の香り。
実物のコーヒーと言うよりもコーヒーキャンディのような香り。伝わりにくい気はするが、UCCの炭焼珈琲飴のような苦味を強調したコーヒーキャンディのように感じる。
キャンディのような香りなので再現度はともかく、香りの輪郭はハッキリしている。ただ、好みの問題を別にすれば意外とスッキリまとまっているものの、長く吸っているとやはり飽きる。
なお、アメリカの会社のCoffee系はCream系っぽいテイストが入っていることが多いが、これにはCream系のテイストは無い。アメリカの会社のものより全体にシンプルな作り。
最小限の香料でコーヒーらしさを出そうとした感がある。
煙について
煙の量と質はAFの平均。
ビターなテイストは強いが、そのせいで煙の質が粗かったりすることは無い。
タバコ的な重さはAFの平均。SBのスタンダードラインやFumariより少し重いぐらい。
香りの持ちはAFの平均。シンプルな香りなので、時間による変化も少ない。時間とともに順当に薄れていく。
安定感はAFの平均。あまり火が強すぎると煙の質がザラつくが、割と適当にしていて大丈夫。
ボウルによる香りの出方に大きな差はなく、陶器とシリコンの差という感じ。
ちなみに、ほとんどのAFのフレーバーは赤いが、これはSBのような淡い黄色をしている。たぶん無着色料。
平均的なAFの煙といったところ。可もなく不可もない。
(総評)60点
個人的にCoffee系が苦手なので、これも苦手だった。
どうでもいいが、AFSEやCrafted BatchにはCoffee系がなかったので、おそらくAFからCoffee系が出るのはAFのCappuccinoぶりで、かなり久々ということになる。
ただ、ほとんどAFのCappuccinoと同じような香りなので、Winter Wonders Limited Editionと銘打っておいて、今さらこれかとは思った。
あと、ボトルやステムへのニオイ残りがヒドいので、そのへんも厄介だった。
AFのCappuccinoが好きならば、試してみても良いだろう。