シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

シーシャ・水タバコについてのブログ。フレーバーのレビュー 500種類以上、ボウルのレビュー、ボウルごとの作り方や炭の調節、テクニックなど。

Spectrum Classic / Rye Bread(確かにライ麦パンをトースターで温めているときの香りがする)

time 2023/12/07

Spectrum Classic / Rye Bread(確かにライ麦パンをトースターで温めているときの香りがする)

香りについて

妙に再現度が高い。確かにライ麦パンっぽい香りがする。
ライ麦パンは、全体に茶色っぽくて発酵によって生じた少々の酸味と独特な香りのある固めのパン。ドイツパンとか黒パンとか呼ばれているアレ。
蒸らしているときの香りや部屋に残る香りなんかを含め、確かにライ麦パンをトースターで温めているときの香り。これをシーシャで吸いたいかは別として、とりあえず他社で見たことのない珍しい香り。
ライ麦パン特有の発酵によって生じた独特の少し酸っぱいような香りがするし、その後ろに普通の食パンを焼いている時のような甘い香りもする。妙に再現度が高い。
少し乾いた細い枯れ枝のようなダークリーフによるベースの香りも、発酵したライ麦の香りと上手くまぎれており、違和感が無い。
完全に変わり種の枠ではあるが、再現度は妙に高い。

煙について

煙の量と質はSPECTRUMの平均。
過度なウェットさの無い、ほどほどにソリッドな煙。気持ち低めの温度で維持したTangiersと似た吸いごたえ。
タバコ的な重さはAFと同じか、それよりほんの少し重いぐらい。ダークリーフの中では軽めの部類で、多くの人にとって負担にならない重さだと思う。
香りの持ちはSPECTRUMの平均。時間による香りの変化も少ない。時間と共に順当に薄れていく感じ。
安定感はSPECTRUMの平均。割と高温にも耐えるので扱いやすい。Kaloud Lotusを使っているのであれば、火の調節で苦労することは少ないと思う。
ボウルによる香りの出方には少々の差がある。陶器のPhunnel系で作るとライ麦パン特有の発酵っぽい香りが強く出て、シリコンボウルで作ると食パンを焼いている時のような甘い香りが少し強く出る。どっちで作ってもライ麦パンの香りだが、陶器のPhunnel系で作る方が濃い茶色のライ麦パンという感じで、フレーバーの特徴が分かりやすく出ると思った。
ボウルによって香りの出方が少々異なるが、その他は平均的なSPECTRUMの煙と言ったところ。

(総評)67点

完全に変わり種の枠ではあるが、他社には無い香り。妙に再現度が高いのが面白かった。
焼いたパンの香りをシーシャで吸いたいかどうか、これをレギュラーで繰り返し吸いたいか、このあたりを抜きにすれば、香り自体には強いクセは無い。
個人的な意見だが、MustHaveのMulled Wineからエグさを抜いて吸いやすくしたような香りだと感じた。ライ麦パン特有の発酵による香りと、ワインのアルコールの表現とに何かしら通じる部分があったのかもしれない。良く分からない、やっぱり似てないかもしれない。
なんでライ麦パンなんだ?とは思うが、SPECTRUMは他にもSpicy CheeseやBaconやGazpachoを出しているので、そういう会社なのだろう。これらを組み合わせればサンドイッチとスープのランチができてしまう。
他社に無い香りなので、これが好きな人にオススメというのが思い浮かばない。もしかしたら、MustHaveのMulled Wineが好きな人に良いかもしれない。

down

コメントする




ボウルごとの作り方や火の調節



カテゴリー

2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930