シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

シーシャ・水タバコについてのブログ。フレーバーのレビュー 500種類以上、ボウルのレビュー、ボウルごとの作り方や炭の調節、テクニックなど。

Fantasia Castro’s Blendのザックリした特徴について

Fantasia Shisha Castro’s Blend(以下 FS Castro)のレビューが全て終わった。
煙の量や質、作り方のコツなど、ザックリした傾向について書こうと思う。

【FS Castroの概要】
2016年10月頃に発売された、ダークリーフを使ったフレーバー
ちなみに、これと同時にFantasia Shisha Formulaの#1~#8も発売されたが、そっちはウォッシュドのリーフ。
FormulaよりもCastroの方が話題になってる印象。

【パッケージと中身の変更】
Fumariと同じタイプのパッケージ。ちなみにNirvanaも数か月前に仕様が変わって、これと同じパッケージになった。
ジッパーは付いているが、フレーバーの消費速度に自信がなければ、パッケージごとジップロック袋に入れて保存するのが無難

【シロップの量と性質】
シロップは多めで、粘り気が強い
Fumariと同じぐらいのシロップの量。他のダークリーフを使ったフレーバーと同様、シロップは茶褐色。
粘り気が強いためフレーバーがくっついていて、詰める際に少しほぐしにくいが、大きな問題ではない。この影響については下記の作り方の項を参照。

【フレーバーのカット】
まずまず細かい。おおよそFumariやAFの50gのパッケージと同じぐらいか。
たまに2cmぐらいの茎が入っているが、AFの250gのパッケージに入っている太い茎や丸まった大きな葉などは見られない。
シロップの粘り気が強いのも相まって、フレーバーを詰める際にはカットはし直さない方が無難
absfscaf250
左から、AB Straight、FS Castro、AF 250gパッケージの順。
なお、AFの250gパッケージの部分は当たりどころが悪く、平均よりもカットが粗い部分になってしまった。参考程度に。

【煙の質や量】
ウェットでボリュームのある煙で、Fumariと似ている
Fumariと似ているので少しモッタリした煙ではあるが、Mango LassiやBlack Iceなどでは香りとの相性が良い。
Fumariは煙のボリュームとノド越しの割に軽いので、吸いごたえとタバコ的な重さの間にギャップがあるが、そういったことが無い。ただ、このあたりは各人のニコチン耐性によるので、好みの問題。

【フレーバーの傾向】
ダークリーフを使っているということを強く意識しているようで、その香りを活かした力強い香り付けがされていると感じた。
薄味で香りの持ちの悪いフレーバーが多いFSのスタンダードラインと比べると、吸いごたえや香りの濃さなど、かなり全体にガッシリしている
Cuban Mojitoを除けば、アメリカの会社ではあるが吸っていて飽きが来るような露骨なケミカルさなどは無く、まずまず落ち着いている
フレーバーのラインナップも、サッパリしたフルーツ系、マッタリめのフルーツ系、ミントなど、系統の違う定番がバランスよく揃えられている。
FSのスタンダードラインのような、商品名の派手さの割にパッとしない感じが無いのも良い。

【タバコ的な重さ】
おおよそSBVと同じぐらいの重さ、AFの1.3~1.5倍ぐらいの重さだと思う。
普段からSBVやTangiersなどの重めのダークリーフのフレーバーを吸っているのであれば、シックリくる重さだと思う。
ただ、Fumariあたりを吸うことが多い人だと、ちょっと重さでグッタリする可能性が高い。
自分は割とヘビースモーカーな方だと思うが、それでも時間を空けずに立て続けに2本吸ったりすると少しドヨンとする。
ある程度はタバコ的な重さも火加減によって調節できるので、色々と試して好みを見つけて欲しい。

【使うボウル】
安定感があり、やや高温で維持する方が調子が良い。そこまでボウルを選ばない印象なので、好みで選べば良いと思う。
ウェットでボリュームのある煙なので、シリコンボウルとKaloud Lotusの組み合わせで作ると、そのあたりの特徴が出やすい
ただし、Cuban Mojitoは陶器のPhunnel系とKaloud Lotusの組み合わせで作る方が、スッキリしたフレーバーの香りが良く出た

【作り方】
Fumariと似てシロップが多いフレーバーなので、詰める際は出来る限り良くほぐしてフンワリめに詰める。熱い空気に触れる面積が大きい方が、香りの立ち上がりが良い
また、シロップに浸かりきった部分とシロップの抜けた部分を半々ぐらいで取り出し、混ぜて使うと良いだろう。Black Iceなど一部のフレーバーは、シロップが多すぎると、煙は出るが香りのノリが悪いという状態に陥りやすい。
なお、火が通ってシロップが減ると少しフレーバーの体積が増えるので、目分量で作る際は気持ち少なめで良い。はじめは粘り気の強いシロップによってフレーバーが固まっているが、時間とともにシロップが減ってフレーバーがほぐれてくる。具体的には、AFで作るときより小指の爪の先1/2~2/3ほど少なめか。

【火の調節】
火の調節は他のシロップが多いフレーバーと同じ。
Fumariと同じような感じだったので、詳しくはFumariの作り方の記事もしくはフレーバーごとの作り方の記事を参照して欲しい。
割と高温にも耐えるフレーバーであり、やや強めの火加減で維持する方が調子が良いので、煙と香りの出が本調子になってからの調節は簡単。
重要なのは、最初に良く蒸らすこと、ひっくり返す際に熱い空気に触れる面積が多くなるようにフンワリと盛り直すこと。上でも書いたが、作る際にシロップを入れすぎないこと

【個人的な感想】
個人的にだが、FSのスタンダードラインは香りが薄く持ちが悪い、煙にボディが無いなどの点からあまり好きでない。
ダークリーフを使っているのであれば、それによるベースの香りに負けないよう力強い香り付けになっているだろうと思って試したが、まずまず期待を裏切らない仕上がりだった。
重さなども含めるとSBVに似た煙だが、それでいてSpice系や紅茶系が多めのSBVとはフレーバーのラインナップが少し違う。また、AFにありそうなクラシックな香り付けが多かったAB Stoutと比べると、全体に今っぽい香り付け。
ダークリーフの香りがシッカリと活かされたフレーバーもあり、なんだかんだ全体に楽しんでレビューすることが出来た。
SBVが好きであれば楽しめるだろう。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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