2024/09/01

(見た目の特徴)
よくある普通のPhunnel。Alienなどと比べると厚手。
(大きさ)
内径:62~63mm 縁から最深部までの深さ:16mm
(必要なフレーバーの量)
12.5~13.5グラム
11.0グラムぐらいでも作れるが、それだと少し煙と香りの濃さに不満が出る。煙が本調子になるまでの時間も長くなる。個人的には13.0グラムで作ることが多い。
このあたりは好みの問題だと思うので、ランニングコストや残る量などと相談して、各自いろいろ試してみて欲しい。
(必要な炭の量)
Coco Nara 2ピースと補助の炭 2ピース、風防。
(長所)
① AlienやHarmonyと違い国内でもそこそこ取り扱いがあり、入手しやすい。
② ちゃんと調節していれば焦げることは少なく、蒸らした感じのテイストも良く出る。
ただし、Kaloud Lotusとセットで使うことになるSamsarisやSilikon Hookah Bowlと比べると、炭の雑味が少し目立つため、香りのクリアさはそれらに劣る。
③ ボウルの温度が調度良いところで安定しやすい。
全体に厚手だからか、Alienのような薄手のPhunnel系と比べて火加減の調節が簡単。ただし、そのぶん煙が本調子になるまでに時間がかかる。
④ 炭が小さくなってからも必要な温度を維持しやすい。
厚手であるためボウルが熱を蓄えやすいからだと思われる。
ただし、炭が小さくなってから風防をどけてボウル全体の温度を下げると、再び十分な温度まで温めるのは難しい。終盤での調節は手早く行った方が良い。
(短所)
① Alienと比べると必要なフレーバーの量が多い。
Alienだと50gのパックでも余裕を持って4回作ることができるが、これだと50gで4回作るのが微妙に難しい。
② 中央の穴の上にアルミホイルの棒を渡し置く必要があったり、全体的に作るのが面倒くさい。
Kaloud Lotusに慣れると、アルミホイルを使って作ること自体が面倒に感じるようになる。
③ 本体にセットする際、ボウルが地面に対して傾いていると、ボウルの底でシロップが偏る。
偏ったシロップの真上に大きな炭が置いてあると、焦げて香りが崩れる原因になる。Fumariなどのシロップの多いフレーバーを作る際は、特に気をつけた方が良い。AFなどであれば、そこまで気にしなくても良い。
ただし、これに関してはどのPhunnel系のボウルでも同じなので、Phunnel smallだけの欠点では無い。
④ 手荒に扱うと、シーシャの本体との接続部の内側の返しが欠けることがある。
これが欠けるとボウルが傾きやすくなり、上記のような焦げの原因になる。もっとも、普通に扱っていれば欠けることは無いと思う。
⑤ 高さが13cmぐらいあるので、高さのある風防でないと収まり切らないことがある。
ここに更に炭が乗るので、風防を買うときはなるべく背の高いものを買うことをオススメする。
⑥ Kaloud Lotusの収まりが悪い。
横からも空気が入ってくるため、煙と香りが薄くなる。Kaloudと使うのであれば、Phunnel Regularをオススメする。
⑦ 本体が厚手のため、煙が本調子になるまでに少し時間がかかる。
そのぶん、本調子になってからの安定感はAlienのような薄手のボウルより良いので、一長一短。
コツさえ掴めば3~5分ぐらいで煙を本調子にすることができる。
(使用感)
一部のフレーバーを除き、基本的にはタバコ的な重さが軽めでソフトな吸いやすい煙が出る。現在はSilikon Hookah BowlとKaloud Lotusのセットがメインだが、以前は長らくこれをメインで使っていた。
AlienにせよHarmonyにせよ、これ以外の陶器のPhunnel系は少し扱いにコツがいる。個人的にはSilikon Hookah BowlとKaloud Lotusのセットをオススメするが、アルミホイルで作るのであれば、これかVortex Bowlをオススメする。