2024/04/23
香りについて
少し焦がしたキャラメルのような、ビターなテイストが特徴のCream系の香り。
メインはCream系のテイストで、Vanilla系とローストナッツのような香ばしさがあるマッタリめの香り。AFのCream系よりも甘さが少し控えめで、そのぶんドッシリしたコクが強い印象。そこに砂糖を焦がしたようなビターさが少々混じる。
他社のChai系に共通して見られるCinnamon系に近いスパイスっぽい甘い香りも少々あるが、割と控えめ。
そのため、マッタリした甘さが強めのFumariのSpiced Chaiより、コクと香ばしさが強めなTangiersのWelsh Creamに近い香り。
いくらかベースの香りが強いが、そこまでSBやSBBに馴染んでいない人は、ローストナッツのような香ばしさの一部にマスクされると思う。
コクと香ばしさが特徴的なCream系。少しビターなミルクキャラメルやベイリーズのような香り。
煙について
煙の量と質はSBBの平均より良い。
Cream系らしいモワッとしたウェットな煙の質で、香りと良くマッチしていると思う。
タバコ的な重さはSBBの平均で、SBのスタンダードラインと同じぐらい。Fumariより少し重いが、AFよりは軽い。
香りの持ちはSBの平均より長い。時間による香りの変化も少ない。一定して長く続く。
安定感はSBBの平均より良い。SBやSBBのフレーバーは高温に弱いものが多めだが、これに関しては割と高温にも耐える。Kaloud Lotusを使っているのであれば、火の調節で苦労することは少ないと思う。
煙の質、香りの持ち、扱いやすさなど、全体に優秀な煙。
（総評）83点
マッタリした甘めの香りが、少々のビターさによって少し引き締まっていて良かった。
煙の質、香りの持ち、扱いやすさなども含め、ウォシュッドのフレーバーには珍しい香りが高水準にまとまっていると思う。
TangiersのWelsh CreamやHorchataと近い系統の香りだが、タバコ的な重さを考えると、こちらの方が万人受けすると思う。
いくらかベースの香りが強めなものの、Cream系のテイストや香ばしさにマスクされるので、そこまで悪目立ちはしていない。
なぜかPeach系っぽい香りだったSBBのWhite Chaiのことを思えば、かなり良く出来ている。個人的には結構好きだった。
ウォッシュドのフレーバーには珍しい、コクと香ばしさが強めのCream系の香り。
TangiersのWelsh CreamやHorchata、SB SerpentのGee Spotが好きであれば、試す価値は大きい。
