シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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Al Fakher / Spear Mint Heat(Spear Mint系:Cinnamon系=4:1ぐらいのMix、辛口でキレのあるテイスト、地味だが完成度は高い)

time 2024/03/24

Al Fakher / Spear Mint Heat(Spear Mint系:Cinnamon系=4:1ぐらいのMix、辛口でキレのあるテイスト、地味だが完成度は高い)

香りについて

Spear Mint系:Cinnamon系=4:1ぐらいのMixだと思う。
全体の8割がSpear Mint系の香り。他社のGum系を少し薄めて、そのぶん清涼感を足したような感じ。
AFのGumのような人工的でマットな甘さのようなものは無いので、クドさやクセが控えめでキレが良い。これまで試した中だと、MALAKIのMint GumAFのFrost Mintが近いと思う。
この背後に甘さが控えめで少々の辛味があるキリッとしたCinnamon系の香りがホンノリと感じられる。このあたりがHeatの由来なんだろうな、という感じ。
余計な甘さなどが無くクセも控えめでスッキリしたSpear Mint系と、少々の辛味のあるキリッとしたCinnamon系の相性が非常に良い。全体にキリッとした仕上がり。
AFのGum with Cinnamonと似てると言えば似てるが、それよりも個々の香りのチョイスやバランスが良く、辛口でキレのあるテイストを目指して作られたであろうことがハッキリ伝わってくる。こちらの方が完成度がずっと高い。
辛口でキレのある渋好みする香り。地味だが良く出来ている。

煙について

煙の量はAFの平均。煙の質はAFの平均か、それにわずかに劣る。
少々の辛味のあるCinnamon系から来るノドへの当たりはあるが、単にフレーバーの特徴でHeatの由来という気もする。
タバコ的な重さはAFの平均。SBのスタンダードラインやFumariより少し重いぐらい。
香りの持ちはAFの平均。シンプルな香りなので、時間による変化も少ない。時間とともに順当に薄れていく。
安定感はAFの平均に少し劣る。火が強すぎると変な酸味と渋みが出て崩れる。とはいえ、単に少し弱めの火加減で維持するだけで済むで、そこまで火の調節は難しくない。
ボウルによる香りの出方に大きな差はなく、陶器とシリコンの差という感じ。ただ、陶器のPhunnel系で作る方が煙の質がキリッとするので、フレーバー自体の香りとの相性が良いとは思う。
やや高温に弱いが、その他はAFの平均。大きな問題は無い。

(総評)83点

Mixのチョイスやバランスが絶妙で、思ったよりだいぶ楽しめた。
いつの間にか現れて気づくと消えているこの手のAFのフレーバーは、もともとあったAFのフレーバーの微妙な焼き直しであることが多い。ただ、これに関してはちょっと違った。
Gum系とCinnamon系を単に混ぜただけだったAFのGum with Cinnamonとは違い、こちらは個々の香りが相性良くキッチリと一体になるように作られている印象。完成度がずっと高い。
万人受けする美味しさや派手さがあるわけでは無いが、甘さが控えめでスッキリしており渋好みのする仕上がりだと思う。こういうものが吸いたい日は確かにある。
MALAKIのMint GumMALAKIのCinnamon GumAFのFrost Mint、このあたりが好きならば試す価値は非常に大きい。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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