シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

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Al Fakher Base Mixer / Amber Rise(和ミカンのような少しソフトめなOrange系を3~4倍に濃くした感じ)

time 2020/03/03

Al Fakher Base Mixer / Amber Rise(和ミカンのような少しソフトめなOrange系を3~4倍に濃くした感じ)

Al Fakher Base Mixer(以下 AFBM)は、2020年2月半ばに発売された、Mix用のフレーバー。
確認されているだけで、Polar Freeze、Ivory Gold、Amber Rise、Wicked Emerald、Majestic Aurora、この5種類がある。
Mixに使う前提であるため着香が非常に濃く、詰めるフレーバーの15~20%をAFBMにするだけで、シッカリと香りが出る。

香りについて

おそらく、AF GoldenのOrangeのような穏やかなOrange系を3~4倍ぐらい濃くしたもの。
試しに単体で吸ってみたが、普通にすごく濃いOrange系という感じではあるものの、濃いせいでケミカルさが目立ってクドかった。Mixに使う前提なんだな、と思った。
単体で吸っても酸味は強くないので、やはりAFのOrangeよりは、ソフトな仕上がりのAF GondenのOrange寄りの香りなのだろう。
適量をMixに使った場合、AF GoldenのOrangeと似た和ミカンのような香りが出る。AFのOrangeより酸味やビターさが少し控えめで穏やか。上記のクドさは無くなる。
ちなみに、ボウルに詰める量の33%ぐらいをこれにしたら、体感的にAF GoldenのOrangeと同じぐらいの香りの濃さで出た。アンダートーンにOrange系を加えるような普通のMix目的であれば、やはり15~20%程度で足りるだろう。
AFBMのPolar Freezeと同様、少量で目的の香りをハッキリと出せるため、そのぶんメインのフレーバーを多く詰めることができる。
一応、強烈な清涼感のみだったAFBMのPolar Freezeと比べると、Orange系という点で少し汎用性が限られるとは思うが、それでも他のOrange系をMixに使うよりは勝手が良い。

煙について

煙の量はAFの平均。煙の質はAFの平均より少しスムーズだと思う。
Mixを前提とした作りなので、正確な評価が難しい。酸味が控えめなのでCitrus系としてはソフトな部類の煙だと思う。
タバコ的な重さはAFの平均。SBのスタンダードラインやFumariより少し重いぐらい。
香りの持ちはMixする分量次第なので、何とも言えない。単体で吸った場合、もとが濃いので持ちは非常に長い。
安定感はAFの平均。AF GoldenのOrangeは火加減がやや難しかったが、そういったことは無い。Kaloud Lotusを使っていれば、火の調節で苦労することは少ないと思う。
おそらく、平均的なAFの煙。何をメインでMixするか次第なので、これ自体の煙の質や安定感が問題になることは少ない気がする。

(総評)86点

少量でハッキリとOrange系の香りが出るし、酸味などの主張が強いOrange系でもないので、普通に便利だと思った。
ただ、清涼感とOrange系の香りだと、そもそも清涼感の方が汎用性が高いので、その点ではAFBMのPolar Freezeに使い勝手で劣るとは思った。
とはいえ、Orange系を使ったMixを作るのであれば、少量で済むぶん他のフレーバーの量を増やせるので、やはり既存のOrangeを使うよりはずっと便利。
どうでもいいが、Orange系ではなく、AFのLemonみたいなクラシックなLemon系を濃くしたものをAFBMから出してほしかったな、などと個人的に思ったりはした。
主張の強すぎないOrange系ながら、少量でハッキリと香りが出る。当たり前だが、Orange系のMixを作るのには非常に便利。

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ボウルごとの作り方や火の調節



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