2024/05/03
香りについて
Peach系：Mint系＝3：2ぐらいのMix。地味であるが無難に良く出来ている。
メインはAzureあたりにありそうなアメリカの会社っぽいPeach系で、香りの輪郭がハッキリしている。SBやSBBのPeach系に見られた後味のケミカルなキレ感のようなものは無い。
香りの輪郭がハッキリしていてメリハリがある割に、ケミカルさが控えめで馴染みの良い。際立った特徴があるわけではないが、アメリカの会社が出しそうなPeach系の中の地味に良く出来たものという感じ。
Mint系はほぼ清涼感のみと言った感じで、Nirvana EclipseのElaraに見られた強めのグリーンな香りなどは無い。清涼感の強さはAFのMintの1/2ぐらい。
無難だが、そのぶん手堅い出来のピーチミント。万人受けする香り。
煙について
煙の量と質はNirvana Eclipseの平均。
Nirvana Eclipseっぽいウェットさが強めの煙だが、口の周りにグリセリンっぽさが残ることなどは無い。
SBVみたいなタバコの葉とシロップだった。タバコ的な重さはそれらの平均。AzBより少し軽いか、同じぐらいだと思う。
香りの持ちはNirvana Eclipseの平均。時間による香りの変化も少ない。時間とともに一定して薄れていく。
安定感はNirvana Eclipseの平均。割と高温にも耐えるので、Kaloud Lotusを使っているのであれば適当で大丈夫。
シリコンボウルと陶器のPhunnel系で、香りの出方に大きな差は無かった。シリコンボウルの方がモワッとした煙の質で出て全体に少しマッタリめになるが、単にシリコンと陶器の差という感じ。好みの問題。
平均的なNirvana Eclipseの煙と言ったところ。
（総評）72点
Peach系の香りが地味に良く出来ていて、普通に楽しめた。Apusは風鳥座のことで、南半球で見える星座。
ただ、Nirvana EclipseのPeach系には既にLynxがある。Nirvana EclipseのLynxは桃の入った箱を開けた時のような香りで、他社のものと比べても妙に良く出来ている。それと比べるとPeach系の少し選択肢として弱い感が否めない。余談だが、MHのSweet Peachもピーチ味のハイチュウみたいな香りで面白かった。
とはいえ、香りの輪郭がハッキリしている割にケミカルさが控えめで馴染みが良く、マッタリした甘さはあるが清涼感によってクドく感じにくい点など、無難だが手堅いまとまりだとは思う。
ちなみに、スイカミントだったNirvana EclipseのJanusは、Watermelon系のウリ臭さにMint系の強めのグリーンな香りを重ねてアクセントを出していたが、そういった工夫などは無い。ストレートにPeach Mintという感じ。
TFBのPeach Mint、360 CosmicのHabibi、AzBのLife’s A Peach、このあたりが好きならば試す価値はある。
