シーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

シーシャ・水タバコについてのブログ。フレーバーのレビュー 500種類以上、ボウルのレビュー、ボウルごとの作り方や炭の調節、テクニックなど。

個人的にオススメなLavooのフレーバーまとめ

Lavooから発売されているフレーバー15種類のレビューを全て掲載した。
2016年の12月頃に、白いボトルのシリーズ11種類と、黒いボトルのHeritage Reserveシリーズ4種類が発売された。
ざっと書いたものを読み返してみると、どうやら78点あたりに大きな分水嶺があるようなので、それらをまとめた。「オススメのLavoo」というタグも割り振ったので、よかったら参考にしてほしい。

* 2018年1月8日に加筆
2017年の11月ごろに、白いボトルから新しく4種類のフレーバーが発売したので、それも含めて書き直した。
Lavooの新しいフレーバーとマイナーチェンジの可能性について」の記事も参照。

78点以上のもの

Russian Tea(85点)
文句無しでLavooの一番の当たり。Lavooのレビューによる最大の収穫だった。
誰もがアールグレイで納得するであろう香り。極めて再現率が高く、非常に出来が良い。個人的にEarl Grey系に思い入れは無いが、それでも美味しいと感じた。
SBVのMorning Breezeも紅茶系の香りで良く出来ていると感じたが、それよりも甘さがずっと控えめなため、こちらの方がより実物のそれに近い。
絶版が惜しまれたナハラのEarl Greyを含め、今まで試したEarl Grey系の中で最も良く出来ている。かなりオススメ。

Adam & Eve(83点)
Cardamon系の香り。
やや紅茶系を思わせる微かな渋味のあるLavooのベースの香りがあるため、スッキリした無加糖のカルダモン入りスパイスティーのような香りになっている。
ベースの香りは強めだが、Cardamon系の香りが好きな人が好きそうな香りなので、フレーバー自体の香りとの相性は良いと思う。

Dark Mint(81点)
ダークリーフの香りを活かした、少し甘めのMint系
清涼感自体はシャープで冷たいが全体に甘めなので、Alchemist StoutのStone Mintなどの透明感のあるMint系と比べると、モワッとしたマイルドさが強い。
フレーバーの香り自体はAF GoldenのFresh Mintと似ており、弱すぎずキツすぎずで美味しい。そこに煙を吐き終えるときにダークリーフの香りが乗ってくる。良く出来ている。

Tropicali(79点)
ライムとココナッツのMix。
AFSEの3よりも少しライムのスッキリ感が強く、ダークリーフの香りのおかげでSBのCoco Jumboよりもケミカルさが抑えられている。
主張しすぎないCoconut系の香りとダークリーフの香りが非常に良い仕事している。美味しい。

Tangy Berry / Heritage(78点)
Raspberry系とOrange系のMix 、あるいは渋味が控えめで少し酸味のあるクランベリーのような香り。
個人的にLavooの中ではこれが最も好きなのだが、タバコ的に重いせいで吸えない人もいそうなので、点数は低めにつけた。
Berry系はダークリーフの香りとの相性が良く、ガッシリしたHeritageのダークリーフの香りと上手くあっている

L’Orange(78点)
普通と言えば普通なのだが、何だかんだ無難に良く出来ている。定番の香りは普通に良く出来ていることが重要。
ここ最近のOrange系ではAF GoldenのOrangeが一番のアタリで、それには細々した部分で及ばないものの、火の調節の簡単さでこちらが勝る。
ただ、他社のダークリーフのフレーバーにOrange系単体で出来の良いものが無いので、その意味でも貴重

Double Dark Mint / Heritage(78点)
甘さ控えめでキリッとしたシャープな清涼感と、ガッシリしたダークリーフの香り。
白いボトルのDouble Dark MintやDark Mintと比べると、甘さが控えめでビターさや渋味が強く、より全体にマニッシュな仕上がり。
個人的にはダークリーフの香りを楽しむ用に作られたフレーバーかなという気がする。ややダークリーフ慣れした人向けな印象。

Deux Apple(78点)
最近のものにしては少し珍しい、キレ感が強調されたナハラ寄りのDouble Apple系
ただ、リコリス・アニスの香りの入ったDouble Apple系というのは、完全にこういうものとして1つの定番なのだが、今の日本人受けはイマイチなように思う。
そのため、ナハラのDouble AppleやSBVのIndian Spiced Appleが好きならばオススメできるが、そうでもない場合は少し好みがわかれるだろう。

77点以下だが個人的に面白かったもの

Lemingrad(77点)
酸味が強くビターさもそこそこ強い、ガッシリしたLemon系。
そこに紅茶系を思わせるLavooのベースの香りが混じり、Lemon系の香りと相まって、無加糖のレモンティーのような香りになっている。
Lemon系として見ると変わり種の類だが、レモンティーの香りとして割り切れば良く出来ている。

Mint Citron(76点)
清涼感はキリッとしていてシャープだが、Lemonの香りは甘めでソフト。
穏やかなLemon系の香りで、ソフト方面に寄ったFumariのLemonに近い香り。ノドへの当たりも比較的柔らかい。細かいことを言うと、ちょっと煙を吐き終えたあとにノドに残るグリセリンっぽい甘さが少し気になった。
とはいえ、クラシックなLemon系には無い穏やかさと、Lemon系らしい爽やかさが上手く両立されており、やはり香り自体の出来は悪くない。

Southern Peach(75点)
少々のキレ感のある今どきのWhite Peach系の香りと、Jasmine系のクドく無いフローラルな香りのMix。
Peach系とJasmine系のMixだったAFSEの66と良く似ているが、こちらの方がダークリーフの香りで丸さを出しており、より渋好みする仕上がり
AFSEの66が店で大人気だったことを考えると、これを気に入る人も多いと思う。

Mint Frappe / Heritage(67点)
個人的にChocolate系が好きでないため点数は低めだが、Chocolate系としての出来は非常に良かった。
他社のChocolate系は駄菓子っぽい甘さが強いが、ダークリーフの香りのおかげでそういったことが無く、洋酒の入った少し高めのチョコレートのような香りがする
ただ、Heritageシリーズはタバコ的な重さが結構あり、フレーバーの香りもマッタリめの甘さであるため、そこそこ重さを感じる。
ちなみに、AFのMint with CreamAF GoldenのFresh MintあたりとMixすると、フレーバーの特徴を損なわずに重さを調節することが出来る。

まとめ

白いボトルのシリーズは、以前の「Lavooのザックリした特徴について」の記事でも書いたが、煙の質がウェット過ぎずサラッとしているのが良い。それでいてAFのような強いソリッドさは無く、スムーズで吸いやすい
ただ、慣れれば何とでもなるものの、カットが細かすぎるため少し作り方にコツがあり、やや扱いが独特なのは残念
ダークリーフを使っていることによるベースの香りは、乾いた細い枯枝や落ち葉のような香りで、それ自体に少々の甘さが感じられる。
黒いボトルのHeritageシリーズと比べると、ダークリーフの香りは少し控えめだが、それでも多くのフレーバーで一定以上の主張と仕事をしている

黒いボトルのHeritageシリーズは、「Heritage Reserveのザックリした特徴について」の記事でも書いたが、カットの具合が非常に調度良く、またシロップの性状がSBVと似ており安定感がある。非常に扱いやすくて良い
また、ダークリーフを使っていることによるベースの香りは、半分ほど醗酵/分解された湿った落ち葉や腐葉土のようで、白いボトルのシリーズよりも主張が強い。ダークリーフの香りはシッカリめだが、エグすぎない程度で調度良い
この香りのおかげで全体に有機的な奥行きが感じられ、ダークリーフの香り込みでフレーバーを楽しめるので、個人的には背景やストーリーが感じられて良いと思った。
ただし、タバコ的な重さは結構あるので、その点は注意が必要

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ボウルごとの作り方や火の調節



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